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side→有栖川
翌日
「昨日話した通りまずは仮免取得が当面の目標だ」
いつも通り私たちは1Aの教室に集まり
相澤の説明を受けていた
この感じももう懐かしく感じる
「ヒーロー免許ってのは
人命に直接関わる責任重大な資格だ
当然取得のための試験はとても厳しい
仮免といえどその合格率は例年5割を切る」
「仮免でそんなキツイのかよ」
「そこで今日から
君らは一人最低でも二つ…」
相澤が何らかの合図を出し
今日の扉が開いた
そこには三人のプロヒーロー
ミッドナイト
エクトプラズム
セメントスの三人が立っていた
「必殺技を作ってもらう!!」
「学校っぽくてそれでいて
ヒーローっぽいのキタァア!!!」
「相変わらずうるさいクラス…」
一気に教室に熱気が溢れる
コスチュームに着替え
私たちは体育館γ
通称TDLという所に来た
そしてまた多少の説明があり
訓練開始
とりあえず私は
個性の複数同時発動が目標
それが必殺技に使えれば良いのだが…
「つかれました」
「早いぞ有栖川」
エクトプラズムが寝転がっている私をちょんちょんつつきながら注意する
「だって…めっちゃ体力使う…」
「体力なしか」
「なしではない」
よっこいしょ、と言いながら起き上がると
エクトプラズムにおばさんみたいだと言われた
「同時発動と言っても、やはりビジョンは大切だ
単純に組み合わせてもそれは必殺技とは言えない
君はもう少し皆と同じように夢を持ってみてはどうだろう」
「えー、空飛びたいとか?」
「そうそう」
「んー…てかエクトプラズム声変わりした?
ありゃ、オールマイト」
エクトプラズムと話していたつもりが
後ろにはすっかりガリガリの姿で定着したオールマイトがいた
「皆にアドバイスして回っているんだ」
「熱心だね…」
「はは、私も教師だからね
それじゃ、頑張って」
オールマイトが背を向けて去っていった
ズボンのポケットには
『すごいバカでも先生になれる!』
という本があった
しかも体量の付箋が付いて
すこりホッコリした
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
