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side→有栖川
敵が出てきたのは予想通り救護所のすぐ近く
会場の前で手を握ってきた奴が敵に立ち向かうが
敵の個性でやられてしまう
「チェシャ猫で遠くに転送する!!出来るだけ怪我人集めて!!」
「そんなことできんのかよ…!!雄英!!」
周りに怪我人を集めては転送を繰り返す
さすがに酔う…
次に敵側に戻ってくると
轟やうるさいやつが応戦していた
「雄英さん!もうだいぶ移動したよ!!」
「分かった
戦力がこっちに集まってきてる
その間に救助を続行して」
私も行った方がいいのか…
「だってあんたはあの
エンデヴァーの息子だ!」
「…親父は関係ね」
「轟!!」
轟に何かが飛んでくる
「集中して…!!
『アリス』!!」
短剣にべっとりと何かがつく
セメント…
「また!!やっぱりあんたは…」
「…!!まずいっ」
炎が
動けなくなった奴に迫る
そこを間一髪緑谷が助けた
「何をしてんだよ」
その後
二人が協力したり加勢が来たりで
「誠に勝手ではございますが
これにて仮免試験全工程
終了となります!!!」
試験は終わった
「何もしてない…気がする」
「こういう時間いっちばんヤダ」
「人事を尽くしたならきっと大丈夫ですわ」
みんな緊張してる
勿論自分も
そして
モニターにうつる名前の羅列の中に
「あっ…た…」
有栖川A
自分の名前があった
「良かった…」
「やった!ね!!Aちゃん!!」
「あんたもあったの?」
「あったあった!!」
麗日が興奮しているすぐ横に…
「轟!!」
…あれ
「ごめん!!」
今日何度目かの大声
最後の最後で…
しかしそいつから出た言葉は轟への謝罪の言葉
二人とも…落ちたようだ
プリントが配られたので
点数を見てみる
「…は」
「A何点だったー?」
「…あんたら絶対驚くから教えない…」
「お前が点数高いのなんていつものことだしよ!!」
「いや…えっと」
「いいからっ見せろー」
芦戸に取られた紙
それに集まる雄英生
そして硬直する
「有栖川が…」
「有栖川さんが?」
「Aちゃんが!?」
「54点!?」
「声がでかいやめて」
プリントを取り返して
今一度評価を見る
「敵の位置予想や救助のスピードは模範…
傷病者への声掛けが無い、減点」
「…え、それだけ?」
「簡潔に言えば」
「減点えげつな…」
合格とはいえ
やはりオールマイトに言われた点が全くもって駄目だった…
「オールマイトに怒られそう…」
あの人怒ったらどうなるんかな…
と思いながら家路を辿った
今日はぐっすり寝られそう…
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
