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side→有栖川
「パパ…!ママッ…」
声が聞こえた
「緑谷、はよ行け!!」
「うん!!」
例の岩場に来ると
そこにはもう敵と見合っていた洸汰くんがいた
遅かった…
戦闘は避けたかったのに
「大丈夫!?」
「うん、有栖川さん洸汰くんをお願い」
「言われなくても…」
「大丈夫だよ洸汰くん…
必ず救けるから」
「必ず救ける…って?
はぁははは…
さすがヒーロー志望者って感じだな
どこにでも現れて正義面しやがる」
緑谷たちからできるだけ離れて見守る
今逃げれば私たちは助かるかもしれないが
緑谷はいつも怪我するから…
「緑谷ってやつだろお前?
ちょうどいいよ
おまえは率先して殺しとけってお達しだ
ついでにそこの
アリス
もな
連れてこいって言われてんだわ」
「やっぱりね…」
「じっくりいたぶってやっから
血を見せろ」
敵が緑谷に向けて拳を振った
やばい意外とスピードある…
緑谷は岩に打ち付けられた
「知ってたら教えてくれよ
爆豪ってガキはどこにいる?」
狙いは…爆豪と私か
緑谷と敵が殴り合うが
敵が一方的に攻撃している
子どもにこんなん見せるわけにもいかないし…
それでいて緑谷も放っておけば動けなくなる
「どうすれば…っ!?
ちょっと!!」
洸汰くんが私の腕をほどいて
敵に石を投げつけた
「ウォーターホース…パパ…ママ…も
そんな風にいたぶって…殺したのか…!」
「…!!」
「ああ…?マジかよヒーローの子どもかよ?
運命的じゃねぇの
ウォーターホース
この俺の目を義眼にしたあの二人だ」
「おまえのせいで…
おまえみたいなやつのせいで
いつもいつもこうなるんだ!!」
「…ガキはそうやってすぐ責任転嫁する
よくないぜ
俺だって別にこの眼のこと恨んでねえぞ?
俺はやりたいことやってあの二人はそれを止めたがった
お互いやりてえことやった結果さ
悪いのは出来もしねえことをやりたがってた…
てめえのパパとママさ」
後ろにいた緑谷が動いた
「悪いのおまえだろ!!」
「こっち来て」
洸汰くんの腕を引く
「力不足のその腕で殴るのか!?」
「できるできないじゃないんだっ…
ヒーローは!!
命を賭して
キレイ事実践するお仕事だ!」
緑谷が思いっきり殴ったことで
私たちは宙に放り投げ出された
間一髪落ちるのは阻止
緑谷の腕はもう限界だった
「緑谷、洸汰くん連れて先に行け」
「え、うん…有栖川さんは…」
「後処理してくから」
子どもを緑谷に預け
敵の方を見る
戦いはまだ終わっていない
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
