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«A？彼奴がどうしたんだ？»
やはりAのこととなると真剣だなあと思いつつ太宰は話を進める。静かに息を吸って再び口を開く。
「厄介なことになりそうだ。もしAに何かあっても困るだろう？十分警戒しておいて」
«なんだって手前に忠告されなきゃいけねぇんだよ»
「そのうちわかるさ。じゃ」
曖昧に言い残して電話を切った。向こうで何か云っていたみたいだが気にしない。そこから太宰はいつもの如く、入水をしに川へ向かう。
・
ポートマフィアにて
静かだったビルのロビーに、突然銃を構える音が響いた。銃を向けたその先には赤毛の少女。
「あらあら皆さん物騒じゃなくて？お客人が来たんだからもう少し丁寧に扱って頂かないと！あっ、じゃああたしがお手本を見せてさしあげようかしら！」
ほとんど一息でそう云ったあと、パン！と大きく手を叩いた。すると突然ロビーに居た人々が音もなく消えてしまった。
「はぁいおしまい！…そうだわ、【あの子】はどこにいるのかしら」
呟きながら悠々とロビーを抜けて建物内を進んでいく。
・
Aside
書類整理が終わって一人、執務室でだらだらとソファに寝そべっていたその時。廊下から慌ただしい跫音が聞こえてきた。咄嗟に起き上がる。
『え、何？どうしたの』
呟くと同時にドアがノックされる。どうぞ、と一言云うとドアが開かれた。そこに居たのは部下の黒服さん。
「失礼します。先程建物内に侵入者が入ったとの情報がありました」
『それは本当！？』
「はい。しかし現在異能力者が中原幹部と島崎幹部補佐しかいないため、お二人に対処をとの首領からの命です」
『わかりました。とりあえず私一人で行きます』
「私たちも行きますが、気をつけてください」
私はすたすたと歩いて執務室から出た。そして侵入者のいる場所へ向かって駆け出した。
中也は丁度外へご飯を買いに行ったから、私一人でどうにかするしかない。
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九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす)(プロフ) - 謝花さん» ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！頑張ります！(泣) (2019年4月9日 22時) (
レス) id: a597ec67e5 (このIDを非表示/違反報告)
謝花 - 中也さんカッコいい可愛い！更新頑張って下さい！ (2019年4月9日 13時) (レス) id: cfb76e4621 (このIDを非表示/違反報告)
九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす)(プロフ) - 薙(nagi)さん» ありがとうございます…！！！！初めてコメント頂けてうれしいです(泣)がんばります〜！！ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 382e747ebe (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - 凄く好みです、更新頑張って下さい！ (2019年3月10日 19時) (レス) id: 43e3ad1e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす) | 作成日時：2019年1月4日 18時
