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そんな職権乱用と不可抗力ある?従うしかないじゃない?ぐぬぬ。
とりあえず仕方ないので着替え始める。そういえば渡されたのはミニスカメイド服……え?え?え?中也?大丈夫かな、疲れてない?というかこんな服買ってくる首領も首領だなあ。


『……え』


着替えた自分の姿を見た。
スカァト短すぎない…?仕事服より短いよ…?下着が見えそうじゃないか、恥ずかしいッ!
鏡を見れば露出度が高く羞恥に襲われる。今の自分の姿は見たくない。中也にも見られたくない。どうしようどうしようとぐるぐるその場で回っているとノック音が響いた。


「A、着替えたか?」

『はいッ着替えましたっ!』


驚いてビクリと体を震わせる。流れで何も考えずに素直に返事をしてしまった。
ああ、やってしまった。無理だ。中也にこんな姿…。渡してきたのは中也だけれども、でも、うう…。
気づいたら扉が開いていて、中也が私をじっと見ていた。


『ぅ、あ、あの、あっ、見ない、で…』

「ッくそ…!」


スカァトの裾を握りしめ、俯きながら喋った。中也の顔なんて見れるわけなくて、呟いた中也がどんな表情をしているかなんて判らなかった。

すると。
いつの間にか所謂お姫様抱っこをされていた。そのまま中也はどこかへ進む。
ああ待って、中也の手が直接肌にあたって擽ったいし恥ずかしい。私の顔はいつにも増して真っ赤だろう。咄嗟に私は両手で顔をおおった。
ふわっとした感覚が体を包む。私は寝台に下ろされていた。


「なァ、A」

『っあ、ちゅや…!?』

「可愛すぎンだろ…」

『そ、そんなことないから…っ!』


耳元で囁かれる。いつもより吐息が多い言葉。くすぐったい。それから中也は耳に触れる。


『んっ…あ、にゃっ…!』


無意識ににゃ、なんて声に出してしまった。もう駄目だ、終わった。恥ずかしすぎる。


『あ、のこれはその』


慌てて弁解しようと口を開く。でも何も言葉が見つからなくて続かなかった。
中也の瞳をじっと見ていると、少しづつ様子が変わっていくような気がした。それは気のせいかと思ったけど、そんなんじゃなかった。


「今のAは猫なんだろ?沢山鳴いてもらわねェとな」

『あ、や…ん…』

「ほら、鳴いてみろよ」

『にゃ、あ…っ』


接吻(キス)で口を塞がれて、猫のようににゃあと鳴いた。
堕ちるところまで堕ちてしまったから、もう戻れない。

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九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす)(プロフ) - 謝花さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!!頑張ります!(泣) (2019年4月9日 22時) (レス) id: a597ec67e5 (このIDを非表示/違反報告)
謝花 - 中也さんカッコいい可愛い!更新頑張って下さい! (2019年4月9日 13時) (レス) id: cfb76e4621 (このIDを非表示/違反報告)
九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす)(プロフ) - 薙(nagi)さん» ありがとうございます…!!!!初めてコメント頂けてうれしいです(泣)がんばります〜!! (2019年3月11日 16時) (レス) id: 382e747ebe (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - 凄く好みです、更新頑張って下さい! (2019年3月10日 19時) (レス) id: 43e3ad1e0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす) | 作成日時:2019年1月4日 18時

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