第2話 ページ2
その後なんだかんだあって、五条が呪霊を祓ったりして帰っていった。
じいちゃんの火葬が終わり外が怖くて家で待っていたAは東京の呪術師の学校に行くことになったとつげられた。
そして今、
「スゲー山ん中だな。ここ本当に東京？」
「東京も郊外はこんなもんよ？」
「人が多くないのは助かる。」
「まあ、君はね。」
「伏黒は？術師の治療を受けて今はグッスリさ。とりあえず君達はこれから学長と面談ね。」
「「学長……」」
「下手打つと入学拒否られるから気張ってね。」
「ええっ!?そしたら俺即死刑!?」
「なんだ貴様が頭ではないのか。力以外の序列はつまらんな。(バチッ)」
悠仁が口ができていた自分の頬を叩いた。
「悪い先生、たまに出てくんだ。Aも大丈夫か？」
Aの顔はさっきと比べて真っ青だった。
「私は大丈夫。でも、できればあまり近づかないで。」
「愉快な体になったねぇ。」
「貴様には借りがあるからな。」
「あっまた！！」
「小僧の体モノにしたら真っ先に殺してやる。Aも覚悟しとけ。」
最後だけ異常に甘い声で、それがさらにAの恐怖を煽った。
Aはとりあえず五条を盾にするように隠れた。
「宿儺に狙われるなんて光栄だね。」
五条はAの頭を撫でながら言う。
すぐに叩き落とされたが。
「やっぱコイツ有名なの？」
「両面宿儺は腕が4本、顔が2つある仮想の鬼人。だがそいつは実在した人間だよ。千年以上前の話だけどね。
呪術全盛の時代、術師が総力をあげて彼に挑み敗れた。宿儺の名を冠し、死後呪物として時代を渡る死蝋さえ僕らは消し去ることができなかった。
紛うことなき＜呪いの王＞だ。」
「先生とどっちが強い？」
「うーん、そうだね。力を全て取り戻した宿儺なら、ちょっとしんどいかな。」
「負けちゃう？」
「勝つさ。」
ある建物に入る。
「遅いぞ、悟。8分遅刻だ。責める程でもない遅刻をする癖、直せと言ったハズだぞ。」
イカツイおじさんがカワイイものを作っていた。
「責める程じゃないなら責めないでくださいよ。どーせ人形作ってんだからいいでしょ、8分位。」
「……その子達が？」
「虎杖悠仁です！！好みのタイプはジェニファー・ローレンス。よろしくおなしゃす！！」
「何しに来た」
しばらく二人で話をしていたが、遺言というところでおじさんが反応した。
「不合格だ。」
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作者名：アリス | 作成日時：2020年8月31日 17時
