95と私の高校生活 2 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:13,601 hit

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そのあとに2回試合があったけど、どちらも私たちのチームの圧勝だった。

最後のチームなんか余裕で勝ってたので、「ほら、A！シュート！」

なんてスンチョルがボールをくれるもんだから私もシュートした。

もちろん外したけど。

ジョンハンにはシュートの投げ方がおかしかったってひとしきり笑われた。
くそう。少しなんでも出来るからって調子乗るなよ！

それでもジスくんは優しくて、少し笑った後に

JS「Aちゃん、ナイスファイト」

って、いつものように手を差し出してくれた。

柔らかな笑みを浮かべるジスくんとジスくんの手を交互に見て、ハイタッチするのに少し躊躇してしまった。

ー少なくとも友だちとしての感情とは違うってことだよ

ユアに言われた事がふと思い浮かぶ。

JS「ん？どうしたのAちゃん」

っは！ジスくん待たせたままだった！
ジスくんに変に思われてしまう！

余計な考えを消し去るように、ジスくんの手にぺちん！と自分の手を重ねた。