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開始して1分。スンチョルがシュートを決める。

2分。ユアがシュートを決める。

3分、ジョンハンがスリーポイントシュートを決める。




予想通り、前線の3人が大活躍だった。

体育の授業とは思えないレベルの高さだし、プレーしてる人の顔面偏差値がやばいので、シュートを決めるごとに歓声がどんどん大きくなっていった。





ジスくんと私は…

たまにきたパスをうまく回して、あとはほぼ歩きながら見てた。



これ、めっちゃいい。
ラクだしほどよく参加できて楽しい。




なんてニマニマしてたらジスくんにもパスが来て、「ジス!シュート!」なんてジョンハンの声が聞こえる。







え?ジスくんがシュート?できるの?(おい)





パスをもらったジスくんはニヤっと笑い、ガードをするするかわして、あっという間にゴールを決めた。





今まで前に前にって出なかったのに、パスが回ってきたらキッチリ決める…

軽やかで華麗なプレーに女子の黄色い歓声が響き渡った。




ジスくん、運動神経も良いんだなあ。
この子、弓道部だから半文化部であんまり動かないんじゃないかな思ってたけど全然ね。



ニヤって笑ってからの素早い攻撃。一連の流れがかっこよすぎてぼーっとジスくんを見ていたらいつの間にか試合が終わっていた。


結果は私たちの圧勝だった。






『ジスくん!さっきの何あれ!サボろうって言ったのにめちゃくちゃかっこよかった!!』






JS「ふふ。僕もシュートできると思わなかったよ。ありがとう」



さっきのプレーをしたとは思えないほど、いつものふわふわしたジスくんだった。




ん、ってジスくんから差し出された手にいつものようにぱちんと手を合わせると、いつもみたいにふわっとした笑顔で笑いかけてくれた。







いつもと同じような会話、同じハイタッチ、同じ笑顔なのに、今日はなんだか変だ。





胸がきゅーっとするなんて。

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かおり - とても面白いです! また続き楽しみにしてます!  (2019年10月26日 2時) (レス) id: 284fb6cb8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タキシードアリス | 作成日時:2019年5月6日 13時

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