95と私の高校生活 (ページ46)

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衝撃的なクラス替えからあっという間に1ヶ月が経った。

クラスを見たときは仲の良い友だちがまっったくいなくてこの世の終わりだ…って思ったけど、クラスのみんなは優しいし面白いし、とっても居心地が良い。

スンチョルとはなんと選択授業が全て同じで、教室で話すのも移動教室も常に一緒だ。この1ヶ月ほぼ毎日一緒にいるもんだから、すっかり仲良くなった。

ユア、ジスくん、ジョンハンの1組軍団とは去年みたいに毎日一緒にランチしている。スンチョルも加わってさらに楽しくなった。そして顔面偏差値も高まった(私の顔面には触れないでね)

それと、ジョンハンへの気持ち。

実は……ジョンハンのこと…

なんとも思わなくなった。

いや、普通離れてみてさ、あなたの大切さがよくわかったの！好き！ってなるよね？！私もそうだと思ったんだけどさ…クリスマスなんであんなにドキドキしたんだろって位、いつも通りだ。

たまーに登下校の時間が一緒になって2人で学校行ったり帰ったりもしたけど、その日学校であったこととか、最近面白かったこととか、まあ去年と同じような会話なもんでドキドキもトキメキも何もない。

ジョンハン離れって言っても毎日お昼には会えるし、寂しかったのは親しい人がいなかったクラス替えの日だけだったみたい。なんて現金なやつなんだ私は。

そんなこんなで、私の恋？！疑惑はあっという間に終わった。

そして、ゴールデンウィークが終わった5月の初め。

私たちは4組の前にあるベンチでランチをキメている。

お昼ごはんはここで食べるのがお決まりになった。プレゼン大会して以来、ほどよく賑やかな声が聞こえるベンチがお気に入りになったのだ。

午前中の数学でスンチョルが白目向いて寝てたの見たら笑いが堪えられなくて、声を出して笑ったら先生に怒られた話をしたり、ジョンハンが口開けて寝てたら近くの子が投げ合ってたたまごボーロがホールインワンして一瞬息が止まった話をしたり。

くだらないけど心地いい、癒しの時間だ。

YU「あっ、次体育だ。

A、着替えいこ」

『うお？！そうじゃん！なにげあと10分しかない！！

じゃあまた後でねジスハンチョル！！』

SC「なにその呼び方笑」

男の子軍団にバイバイと手を振り、更衣室に急いだ。