95と私の高校生活 (ページ45)

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SC「はあ…しんど…っははは！！
派手に転んでたね！大丈夫？」

まだ笑ってるわコイツ。まあ心配してくれるだけマシか。

『大丈夫…てかいい加減笑うのやめよ？

そろそろムカついてきてAパンチが炸裂するかもよスンチョルくんや』

SC「はは！ごめんね～って！」

コイツ謝る気ねえな

SC「そうだ、俺もAって呼んでいい？
俺のことも呼び捨てにしてよ」

クシャッと笑った顔は少年みたいだ。そして話してることも小学生男子のようだけど、やっぱり仲良くなれるのは嬉しいことなので

『もちろん！スンチョル！！！』

と即答しておいた。

教室でカバンを持って、これからなんの授業を受けるかなんかも話しながら1組軍団の待つ廊下へと向かった。

YU「あ、来た！」

『お待たせ！行こう～！』

駅前のファミレスへ向かうことにし、ダラダラ歩き始めた。

自然と男子と女子に分かれてユアと話す。

YU「友だちできてよかったね。スンチョルくん、どんな人？Aに優しくしてくれる？」

毒を吐きながらもクラスが離れた私を心配してくれるユアはやっぱりお母さんみたいだ。

『うん、教室入った瞬間から優しいよ。あ、入る前からか。』

YU「？」

『今日の朝ジョンハンとクラス見たんだけど、落ち込んでたからかなあ？コイツよろしくってスンチョルに引き渡してくれたんだよね。で、教室の外までスンチョルが来てくれてご丁寧に席まで案内してくれたの』

YU「まじ？ジョンハンも優しいねえ…やってること保育園に送るみたいだけど」

『それはちょっと思った』

でもちょっと心細かったし嬉しかったんだよねぇ

YU「ジョンハン、教室に入ってきた時から残念そうだったよ。Aがいない～って」

『えっ！うそ！！』

全然そんな風には見えなかったのに！！

やっば一気にテンションと心拍数上がった

YU「クラス離れたのは寂しいけどさ、これがいい機会なんじゃない？

Aにとってジョンハンはどんな存在なのかを知るための♡」

いたずらっ子のようにニヤっと笑うユアを見ながら、妙に納得した。

そうだ。今までは同じクラスで距離が近かったから気になったのかもしれない！
もし恋愛じゃないんだったらジョンハン離れ(?)のきっかけになるかも！

冬休みに一度相談したことを覚えてくれているユアに感動しながら、思いを抑え込むんじゃなくてちゃんと向き合おうかなって思った。