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始発駅だから電車はもう着いていたので、端っこの席に2人で並んで座った。
ジョンハンと電車に乗るのは2回目だけど、私服だし髪型もめちゃめちゃかっこよくてドキドキしてしまう。
てか服装おそろじゃん…カップルルックに見られるかな…
って、何気にしてんだろ。
てか全然喋ってないじゃん。変に思われないように話さなきゃ!
『ねぇ、本当はなんで髪切ったの?』
JH「なに、そんなに気になる?」
『うん。ずっと綺麗に伸ばしてたじゃん』
JH「まあね。
…好きな人に男として見てもらいたくて切った」
そうだ。ジョンハン好きな人いたんだった
普通に忘れてドキドキしちゃってた、バカだなぁ私
うつむきながら優しい表情で話すジョンハンを見て、少しだけ胸が痛んだ。
『ジョンハンの好きな子ってどんな子なの?
ユアもジスくんも知ってるみたいだったから私も知りたい』
そう言うと、ジョンハンは驚いた顔をして私を見た。
JH「珍しいじゃん、Aがそんな話するなんて」
そう言うと、窓に目線を向け、んーって考え始めている。
JH「その子は…明るくてパワーをくれるような子かな
いつも笑顔で、見てるだけで俺も元気をもらえるみたいな。
そんなかわいい子」
わお…話を聞くだけで想像できる…
その子めちゃめちゃいい子じゃん…絶対かわいい子だ…
『そうなんだ!めちゃくちゃいい子じゃんね!
今度見かけたら紹介してね!』
ジョンハンに怪しまれないようにわざと明るく答える。
これからパーティーだし!ブラウニーという名のガトーショコラも食べれるし!楽しまなきゃ!
ワクワクした気持ちが戻ってきたと同時に、眠気がやってきた。電車だと特に眠くなっちゃうんだよね…
ジョンハンの表情が陰ったことにも気付かず、眠りの世界へと旅立った。
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かおり - とても面白いです! また続き楽しみにしてます! (2019年10月26日 2時) (レス) id: 284fb6cb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タキシードアリス | 作成日時:2019年5月6日 13時