俺の好きな人 ページ21
石橋side
「Aさんのこと好きなので…」
人生ではじめての告白だったのに
反応がないと思ったら…
『…どうも、唐揚げ大臣です………』
寝てるし
なんだよ、唐揚げ大臣って
もう勝手になっとけ←
隣で気持ち良さそうに眠るAさんを抱きしめる
…と、寝返りを打ってこっちを向いてくれた
整いすぎた顔が目の前にある
…やばいな
俺の心臓の音でAさん起きちゃうんじゃないか
起きて俺が抱きしめてるって知ったら……
…ま、いいか
その時はその時で………
気づけば朝で、Aさんは昨日と変わらず俺の腕の中で寝ていた
『…唐揚げに……なります』
…ほんとどんな夢見てんの笑
「Aさーん」
『…KARAAGE』
「………」
この人ずっと唐揚げのことしか頭にないのか……
…なんか、それは
ムカつくな
俺こんな近くにいるのに
『……から………あ、げ？』
「おはよう」
『お、おはよう………なにこれ』
「抱きしめてる」
『あ、うん……………え？なんで？』
「抱きしめたかったから」
『…ほぉ〜〜………』
「……」
『…そろそろお腹すかん？』
「まだ大丈夫」
『…あ、ほら。朝から仕事やん？私ら』
「まだ時間ある」
『…あ、それじゃ「そんなに嫌？」…えっ？』
「俺と離れたい？」
『いや、そーゆーことやなく「俺は」
「…離したくない」
『…はっ？！』
Aさんがいきなり体を起こした
『な、何言っとん』
俺も体を起こして……押し倒した
「まだ話終わってないよ」
『いやっ、まっ……まじでっ』
手で顔を隠すAさん…も可愛いけど
「顔見せて」
手を無理やりどかせた
『…やっ……あかん…』
「……っ…なに、その顔……」
ちょっとだけ困った顔で、耳まで真っ赤にして
目もちょっとうるませて…
今までに見たどんなAさんよりも可愛かった
『………ふんっ』
「いたっ！」
『ご飯！！！』
頭突きをされて光の速さでキッチンに行ってしまった
「…あ、あのっ」
Aさんを追いかける
「…ごめん、嫌だった？」
『そーゆーのじゃなくて…恥ずかしかったから』
振り向いて
『あと、お腹空いたからっ！！』
って真っ赤な顔で言った
Aさんはもうキッチンに行ってしまって、廊下には俺だけが立っていた
「…あああ」
…可愛すぎだろ、俺の好きな人
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まなか(プロフ) - みじゅさん» ありがとうございます！！ちょびちょび更新やし、超長編になるかもですが、最後まで見ていただけたらめちゃめちゃ嬉しいです！！よろしくお願いします！！ (2020年5月17日 13時) (
レス) id: c2e22e06fc (このIDを非表示/違反報告)
みじゅ - まなかさんの描くゆずるさんがリアルで素敵で大好きです！これからの更新も楽しみにしてます！！ (2020年5月13日 15時) (レス) id: 2ec788d5fe (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - 青華さん» ありがとうございます！(^^) (2020年3月2日 9時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
青華 - まなかさん、おめでとうございます！それと、お話とても面白かったです！！ (2020年3月2日 7時) (レス) id: 142f6ab422 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！(^^) (2020年3月1日 19時) (レス) id: 25dc032f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2020年1月3日 17時
