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「それ、本気なの？」
「勿論。」
私の頭に浮かんでいるのは
本当に最低で最悪でどうしようもない考え
私を守る為に、大勢を傷付けてしまう
そんな、考え
やっぱり巻き込む訳にはいかないと
私はゆっくり首を振った
「A、私は君の最期まで傍に居るつもりだ。
リーマスの代わりになれるかは分からない
けれど、空いた隙間を埋めるくらいならできる。」
「貴方の好意は嬉しいけど、
利用するような事はしたくないの」
「君は、自我を保ったまま
リーマスを操る程の力が残ってないだろ？」
「それはそうだけど……」
「だから私が協力する、
操らなくても別れさせることくらい簡単だよ。」
賢い彼は、きっと分かっている
私が何を考えているのか
そしてそれに、自分の好意が利用されること
「本当に、いいの？」
「勿論、その代わり君の最期までの時間を
私にくれないか？」
「……勝手にして」
彼はケラケラと笑うと
椅子から立ち上がった
そして、またガラスへと近付いてくる
「何をすればいい？」
急に真剣な顔付きになったシリウスに
その驚くほど端正な顔立ちに
私は思わず目を逸らした
こんなこと、きっと許されない
お母さんだって、
こんなことは望んでいないだろう
けれど＿＿＿
「明日、私を抱いて」
雨が降ればきっと彼はこの部屋を訪れる
彼を、突き放すには
もうこれしか残っていなかった
傷付いてしまえばいい
私の事なんて嫌いになって
恨んでくれればいい
「……喜んで。」
シリウスは私の言葉に
少し拍子抜けした顔をしたが
直ぐにその唇は意地悪そうに弧を描いた
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usagi(プロフ) - 黒雷さん» そう言って頂けて、作者は嬉しい限りです。最後まで御付き合い下さり本当に有難う御座いました！ (2020年2月22日 18時) (
レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
黒雷(プロフ) - 物語の最初からイッキ見させて頂きました。ストーリーの長さも丁度よく、とても面白かったです。物語の後半になるにつれて私のよわよわな涙腺が崩壊しましたTT本当にいい作品でした。 (2020年2月22日 16時) (レス) id: ee55560686 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 弐七さん» 最後まで御付き合い頂き本当に有難う御座いました！いえ、こちらの作品で使用しているイラストは私が描いたものではなく、Picrewのlococoで作成したものになります：) (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - Emmasakuraさん» 最後まで御付き合い頂き本当に有難う御座いました！2人のその後、ぜひ書かせて頂きます：) (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 最後まで御付き合い頂き有難う御座いました！！2人のその後、いいですね！ぜひ書かせて頂きます*゜ (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年12月8日 11時
