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「愛してるわリーマス」
「愛してるなんかじゃ足りないよ。」
耳元で響く掠れた声音に
私の鼓動は早くなって
「さて、結婚式はいつにしようか。」
「気が早すぎるわよリーマス」
ふと、私は窓の外を
白い何かが横切るのを見た
「ねえ、リーマス！見て！雪よ！」
「そう言えば今日は、クリスマスイヴだ。」
彼が取り出した
懐中時計を一緒に覗き込めば
時計の針が指しているのは0：30で
「クリスマスプレゼント、何が欲しい？」
「そんなの、君に決まってるじゃないか。」
「ふざけないで、私は真面目に聞いてるの」
「私は至って真面目だよ。」
全く、と
私はそんな彼の頬にそっと触れる
顔は青白くても
その肌はちゃんと温かくて
この温もりは彼が確かに生きている証拠で、
「まあ、別に私でもいいけど…」
「じゃあ、遠慮なく。」
「…え？は？」
軽々と抱きかかえ上げられ
気付けば私はベッドの上にいて
「貴方って、本当に困った狼ね」
「君の前だけだよ。」
「さあ、どうだか…」
「確かめてみる？」
「……遠慮しとく」
彼はケラケラと笑うと
慣れた手つきで私の服のボタンを外していく
「ねえ、リーマス
トンクスのこと、抱いた？」
「……ヤキモチかい？」
「別に」
彼が他の女の人を抱いている所なんて
想像すらしたくなくて
「君もシリウスに抱かれたじゃないか
お互い様だよ。」
「ああ、もう言わないで」
これ以上彼が余計なことを言わないように
その口を塞げば
嬉しそうに私の頭を撫でる彼
「彼女を抱いている時も、
私はずっと君のことを考えていたよ
君はここが好きだったな、とかね。」
「はあ？！なにそれ
この変態、最低……」
「その言い方はひどいよ。」
中々に鳥肌が立つ発言だったが
今の私にとっては
それが嬉しくてしょうがなくて
「今は、私だけを見て」
「言われなくても君しか見てないよ。」
私を押し倒すように
上に覆いかぶさっている彼の
ネクタイに手をかければ
彼の唇はゆっくりと弧を描いて
「今夜は、寝かせてあげられそうにないよ。」
そんな彼の言葉を合図に
私達はお互いを包む甘い熱に、
ただひたすら
溺れるのだった＿＿＿
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usagi(プロフ) - 黒雷さん» そう言って頂けて、作者は嬉しい限りです。最後まで御付き合い下さり本当に有難う御座いました！ (2020年2月22日 18時) (
レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
黒雷(プロフ) - 物語の最初からイッキ見させて頂きました。ストーリーの長さも丁度よく、とても面白かったです。物語の後半になるにつれて私のよわよわな涙腺が崩壊しましたTT本当にいい作品でした。 (2020年2月22日 16時) (レス) id: ee55560686 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 弐七さん» 最後まで御付き合い頂き本当に有難う御座いました！いえ、こちらの作品で使用しているイラストは私が描いたものではなく、Picrewのlococoで作成したものになります：) (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - Emmasakuraさん» 最後まで御付き合い頂き本当に有難う御座いました！2人のその後、ぜひ書かせて頂きます：) (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 最後まで御付き合い頂き有難う御座いました！！2人のその後、いいですね！ぜひ書かせて頂きます*゜ (2019年12月16日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年12月8日 11時
