僕の好きな人 ページ38
無我夢中でたどり着いたAの部屋
インターホンを押してからこんな時間に連絡もしないで来てしまったことに思い当たった
静かに開かれる扉
しかしそこから顔を見せたのはAではなかった
｢………アミ｣
｢テテ、やっぱり来たんだね｣
｢え、やっぱりって？｣
｢ジョングクにあの音声ファイル送ったの私だよ。きっとすぐにテテが来ると思うからって言われてたの｣
｢………そっか｣
｢ねぇ、テテ？｣
｢うん？｣
｢Aちゃんに会いに来たってことはちゃんと自分の気持ちを整理したってこと？｣
｢っ、……えっと、アミ………っ、僕は…………｣
ちゃんとした答えを見つけて来たわけじゃない衝動的に飛び出して来てしまった僕の気持ちを説明しろと言われたらどうしようと考えると
｢私はAちゃんを傷付けるならジミナの親友であっても許さないよ。｣
いつもは穏やかでジミナのようにふわりとした雰囲気を纏うアミは別人のように僕を見据えていた
｢うん。分かったよ……アミは本当にAが好きなんだね。だからいつもジミナはAに妬いてるんだ｣
｢テテだって皆に愛されてるよ｣
｢…………っ、｣
きっとアミは僕がAにしたことも言ったことも全部知ってる
知ってる上で僕を理解しようとしてくれてるんだ
僕自身だって許せないこんな僕を……
｢Aちゃん、泣き疲れて寝ちゃってるの。私はもう帰るからテテが居てあげて？｣
｢えっ、僕が居ていいのかな·····｣
目が覚めてアミじゃなく僕がいたらAは嫌じゃないかな
｢いいに決まってるでしょ｣
アミが優しく微笑んでそっと背中を押してくれて交代するように部屋の中へと入った
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ありす(プロフ) - 花純さん» お返事遅くなりすみません(；＿；)テテ溺愛のヌナに共感して頂けて嬉しいです！最後まで更新したので是非続きもキュンとして下さい〜(^ ^) (2021年4月7日 17時) (
レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
花純(プロフ) - テテの愛おしく思う主人公の心情に共感！！！キュンキュンします！続きが楽しみです！ (2021年3月20日 19時) (レス) id: 19849ba04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす | 作成日時：2021年3月16日 23時
