ググとデート ページ17
車で家まで送り届けてくれて｢上がって行く？｣って聞いたら
｢部屋で2人きりはさすがに色々と自信ないので………｣
｢そうか…｣
｢ちゃんと大事にしたいから今は我慢します｣
｢ん…分かった｣
｢ねぇ、ヌナがそんな残念そうな顔しないで？(笑)｣
｢してな………っ、、｣
ホントはほんのちょびっと期待してたかもしれない
それを見透かされたようで恥ずかしさから逃げるようにドアを掴んだ
｢ヌナっ、、｣
ジョングクに呼ばれて振り向いたら運転席から身を乗り出したジョングクの腕が後頭部を包んでちゅっと唇が触れた
｢ヌナ好きだよ。早く俺を好きなって｣
おやすみなさいと口角を上げてニヤリと笑われて放心しながらおやすみ………と返し部屋に入った
こんな事毎回続いたら私はどうなってしまうんだろう
初めて知るマンネの底知らずの胸焼けしそうな甘さに頭を抱える事となった
それからも休みの日に予定が合えばどこかへ出かけて
仕事終わりにご飯を食べることも時々した
けれども絶対に部屋の前でまたねと言って頭や手の甲に唇を触れるだけで頑なに部屋にも上がろうとはしなかった
｢早く俺を好きになって｣
毎回言われるそれに私はいよいよ自分が分からなくなる
ジョングクのこと好きだと思う
一緒にいると楽しくて可愛いともカッコイイとも何度も思うのに
私を見つめる視線から彼の想いが溢れて街中でも車の中でもいつも手を繋いで溶けそうなほど甘い瞳で見つめられる
そんな彼と同じ気持ちで好きって想えてるのかと言われると…………
いや、本当に私の好きとテテの好きは違うだなんてよく言えたものだ
毎回優しく触れるだけの唇に物足りなさを感じてるのも繋ぐだけの手の温もりに全て包んで欲しいと思うのも好きとは違うの？
あんなに強引に奪ったくせに…………
何で、、、今更焦れったいくらいに優しくするのよ
自分の気持ちに答えを出す着地点を私は見失っていた
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ありす(プロフ) - 花純さん» お返事遅くなりすみません(；＿；)テテ溺愛のヌナに共感して頂けて嬉しいです！最後まで更新したので是非続きもキュンとして下さい〜(^ ^) (2021年4月7日 17時) (
レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
花純(プロフ) - テテの愛おしく思う主人公の心情に共感！！！キュンキュンします！続きが楽しみです！ (2021年3月20日 19時) (レス) id: 19849ba04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす | 作成日時：2021年3月16日 23時
