ヌナの本心 ページ33
｢…グガ？…ジョングガ？｣
｢あっ、すみません…｣
ヌナはアミヌナに任せてジミニヒョンと昔よく行きつけていたbarへと久しぶりにやって来ていた
｢なに？お前も酔っ払ったの？(笑)｣
｢違いますよ(笑)｣
ジミニヒョンがアミヌナと付き合う前は合コンがハズレだった時によく2人で飲み直しに訪れていた店
｢本当に良かったのか？これで｣
｢何がですか？｣
｢分かってるくせに聞くなよ〜、可愛くないやつだな｣
｢ははっ(笑)良くはないですよ。でも…2人が気持ちを確かめ合わないまま横取りするのはフェアじゃ無いじゃないですか｣
｢さすが、黄金マンネは眩しいくらい真っ直ぐだな(笑)｣
｢やめてくださいよ。ホントはちょっと揺れてるんですから｣
そう言いながら手元のスマホに目を落とす
そろそろアミヌナから俺が頼んだものが送られてくるはずだから
｢Aが素直に吐くかね〜｣
｢言いますよ。あの人の本心を引き出せるのはアミヌナだけですから。俺にはマジで強情ですからね。｣
｢ズルい男になればいいのに｣
｢俺が？なれると思うの？ジミニヒョンは｣
｢可愛いうさぎの顔して甘えてりゃイチコロだろ(笑)｣
｢ジミニヒョンのあざとさは僕には備わってませんので｣
賢く生きろよマンネ〜なんて小突かれているとテーブルの上でスマホが小さく震えた
画面の上はアミヌナからのメッセージを伝えていてそれを開こうとする指先が震えている
出来れば見たくない。知りたくない。
だけど………
躊躇う俺の背中をジミニヒョンが摩ってくれる
小さく息を吐いてタップした
アミヌナが送ってくれた音声ファイルを開くと俺とジミニヒョンの間に置いたスマホから何とか聞き取れる音量で二人の会話が流れ始めた
｢Aちゃん………Aちゃんは今でもテテが好き？｣
｢──────っ。｣
二人の間でどんな会話が執り行われてここに至ったのかは分かり兼ねるけどアミヌナの声はとても穏やかでヌナを包み込むようなその声音にやっぱりこの人に頼んで良かったと心から思えた
しばらくの沈黙の中、微かにすすり泣きのような音が聞こえる
ヌナが泣いているのだ
｢………………っ、く、、ひっ、く、、｣
｢Aちゃん我慢しなくていいんだよ。私にだけは本当のこと言って？｣
｢……………アミっ、わた、し…私は………っ、｣
｢うん。ゆっくりでいいよ？｣
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ありす(プロフ) - 花純さん» お返事遅くなりすみません(；＿；)テテ溺愛のヌナに共感して頂けて嬉しいです！最後まで更新したので是非続きもキュンとして下さい〜(^ ^) (2021年4月7日 17時) (
レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
花純(プロフ) - テテの愛おしく思う主人公の心情に共感！！！キュンキュンします！続きが楽しみです！ (2021年3月20日 19時) (レス) id: 19849ba04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす | 作成日時：2021年3月16日 23時
