snowrose2

君の一番 dt+mm ab ページ36

Happy Birthday11.27 前日のお話


宮舘side


夕方買ったガーベラの花束を持って夜道を歩く

携帯を見ると22時を過ぎていた



彼のマンションに入ろうとすると見覚えのある長身が立っていてこちらに気づいた



目『やっぱり来たんだ』


宮「はぁ…少しは驚けよ」




仕方なく二人並んでインターフォンを押す




阿『え、二人ともどうしたの？』


目『とりあえず寒いから開けてもらえる？』


図々しいとは思いながらも俺も早く中に入れてほしいから黙っている


阿『わかった、開けるねー』



入口のロックが解除されてエレベーターに乗る



目『ちょっとこの状況面白くありません？』

宮「あのなぁ…、……ちょっと面白いけど」







こうなることは少し予想していた



もうすぐ日付が変われば阿部の誕生日



今日の皆のスケジュールを見ると阿部は夕方には仕事が終わることになっていた




そして先日、目黒と話しているのが聞こえてきた


目『誕生日とか、誰かと祝ったりするんですか？』


阿『次の日大事だからね、家で一人でゆっくりしてるよ〜』





皆阿部のことが好きなのは知っているが、こいつは特に要注意だ




きっと押し掛けてくるだろうと思っていたら案の定、俺の考えは当たってしまった

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