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涼太が風邪をひいた
自己管理をしっかりしている彼でも季節の変わり目のこの時期は強敵だった
『ごめん、せっかくのオフなのに』
「気にしないで涼太は寝てて!キッチン借りるね?」
涼太をベッドに寝かせてキッチンへ向かう
こんなに早く一人で料理をすることになるとは思わなかったけど、涼太の為だ!
携帯でお粥の作り方を検索してみるけど、やっぱりざっくりとしている
でも今は文句を言っていられない
何とか作ってみたけど味は…まぁ普通
不味くはないけどこれといって美味しくもない
そういやこの前涼太が言ってたっけ
『一回感覚で作ってみたら?例えば好きなものを多めに入れるとか、ちょっとこれ足したら美味しそうってもの入れてみるとか…』
感覚かぁ…
薄目の味だから、ちょっと足してもいいかな?
梅干しは疲れを取るし入れてみよう
涼太の食べる所を想像する
(あ、種は取らなきゃ)
棚にツナ缶があった
(入れてみたら美味しそう)
このめんつゆ、前に涼太が美味しいって言ってた
え、これ本当に俺が作ったの!?
めっちゃ美味しいじゃん
できたお粥を器によそって涼太が寝ている側まで持っていくと、涼太が目を覚ました
『なんかいい匂いする』
「じゃーん!」
お粥を見せると驚いていた
『え、これ阿部が作ったの?』
「そうだよ。食べれる?」
フーフーして一口食べさせる
『美味しい…』
「本当?よかったぁー、涼太のこと考えて作ったら美味しくなったよ!──っわ、危ないって」
熱で体が熱い涼太から抱き締められた
『ねぇ、風邪が治ったらまた一緒に料理しよ?』
「うん、今度は涼太のことだけ考えて作ってみるよ」
『ばか、今ので熱上がった』
「あはは」
料理は愛情って、本当だったんだね
近いうちにありそうなその日の為にエプロン買わなきゃ
fin.
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図書館で『理系の料理』という本を見つけて阿部ちゃん!と思い書いてみました( ・ω・)
確かに適量ってどれくらい?って思うことある(笑)
そして理系の阿部ちゃんが非科学的なことで悩んでいるのが好きだったり…(ただの癖w)
図書館好きなんですよねー
だからネモフィラが生まれました(笑)
静かな図書館でこんな小説書いててすみませんw
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さが(プロフ) - 阿部担さん» snowroseで18指定の検索を可能にしていただければ見れるはずです! (2020年10月20日 21時) (レス) id: 32a5cb8894 (このIDを非表示/違反報告)
阿部担 - 裏ってどこで見れますか (2020年10月20日 18時) (レス) id: ecbc5e3e94 (このIDを非表示/違反報告)
さが(プロフ) - すの担さん» 最近更新できていないのに読んでいただきありがとうございます!!最近ゆり組書いてないなぁ…(笑) (2020年7月26日 20時) (レス) id: afaaefaa9c (このIDを非表示/違反報告)
すの担 - あぁーあべさくもゆり組も最高だぁなんか想像できちゃう。書いていただきありがとうございます。 (2020年7月25日 12時) (レス) id: 7560ac5657 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お返事ありがとうございます。あべさく大好きなんです^^いつも面倒な設定ですいません(泣) はい!もちろんです。お時間のある時にお願いします! (2019年12月3日 22時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さが | 作成日時:2019年10月16日 14時