snowrose2

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阿部side


涼太はグループの支柱だ


頼もしくて何でも器用にこなせて、もちろんその背景にはたくさんの努力があることも皆理解しているから

康二が『舘ちゃま〜』とくっついたりたまに見せるゆり組芸に皆が沸いたりするのも微笑ましい



でもたまにはそのクールな表情を崩したくなるんだよね


自分のあざとさを涼太が好きなのも知っているから、今日は全面に出してみる


「クリームうま〜」


わざと口の周りに付くように食べて舌で舐めとれば、一瞬左手の小指が動いたのを見逃さなかったよ


『ふふっ、あざといにも程があるだろ』


「じゃあやめて欲しい？」


首を傾けて見詰めれば優しく微笑んで


『いや、可愛いよ』


「─っ、ずるい…」


どんなに計算して挑んでもいつも裏技で攻略してくるんだ







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涼太が作ってくれたハヤシライスを食べてお風呂に入る


「次どうぞ」


髪を乾かしながらクイズ番組を見ていると後ろからふわっと抱き締められた


「ねぇ、俺以外の人が泊まった時もバスローブなの？」


『まぁね、公言してるし。それにツアー先のホテルはいつもバスローブだったでしょ？』


「そうだけどさ、」


ちょっと、いや、だいぶ面白くはない



すると涼太はテレビの電源を消して俺を押し倒してきた


『恋人の家で他の男見るなんて、それも計算？』


他の男？


「あぁ、カズさんの事？そりゃクイズ番組だったら知り合いの誰かは出てるよ」


『計算じゃないんだな』

「え？」

『もし計算だったら、他の奴褒めるだろ』


あぁ、俺ってそんなに計算高いと思われてるのかな


「そんなことしなくても今は俺しか見えないでしょ？」


涼太の目付きが変わって強く口づけられる


「…っん」

『っ…はぁ』


俺にしか見せないその余裕のない表情がたまらなく好きなんだよね


「涼太…大好き」


甘い声で見つめながらバスローブではだけた胸筋をなぞればもう俺のもの


『愛してるよ、亮平』




計算は只のスパイス


本当はいつも涼太の色気にやられないように必死なんだからね





fin.


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とくまる様リクエストでだてあべでした。

個人的にだてあべ超好きなんですよねー！

CPもですがそれぞれがめっちゃ好きで…
今雑誌等でだてあべフィーバーなので存分に浸っていようと思います(笑)


リクエストありがとうございました！

素直になりなよ mmab→←君に対する計算式(dtab)リク

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