. ページ50
阿部side
──お祭り当日
佐久間に手伝ってもらいながら、なんとか浴衣を着てみるけど
あー上手く出来ない…
『こうかな？………あー！また帯がゆるんじゃう…』
「んー、まぁこれでなんとか行けるかな」
苦戦していると、
──コンコン
「はーい」
母さんが部屋に入ってきて俺らを見てクスッと笑った
『やっぱり、着方に苦戦してたのね』
『上手く出来なくて〜、阿部ちゃん細いから帯が動いちゃうんです』
ちょっと待ってて、と母さんが持ってきたのはタオルだった
『これを帯の間に入れるとズレないわよ！』
タオルを三つ折りにして帯の間に挟めてみる
「おー本当だ！」
『さっすが阿部ちゃんママ！』
『ふふっ、お祭り楽しんできてね』
「『はーい』」
待ち合わせ場所に着くともう二人は着いていた
『おっ涼太ー！翔太ー！』
二人を見つけて走って行ってしまった佐久間を浴衣が崩れないように追いかける
「もぅ佐久間ー、俺走れないんだからー！」
なんとか3人の元に着いた
「はぁ、はぁ……ごめんね、少し遅れたかも…」
翔太を見ると固まっていた
「ん、どうしたの？」
『い、いや、なんでもない！』
少し慌ててるし、変なの…
あ、もしかして俺浴衣似合ってないんじゃ…
舘さんを見ると親指立てて微笑んでるし、特別変では……ないのかな
少し冷静になって改めて翔太を見るとシンプルな青の甚平を着ていて、翔太の白い肌にとても合っていた
「翔太の甚平すごい似合ってるね！かっこいいよ！」
『あ、ありがとう。阿部ちゃんも、その…』
「あはは、無理に褒めなくていいよ？やっぱり舘さんみたいに色気がある人じゃないと…」
翔太が少し言いにくそうにしていたから、やっぱり似合ってないのかな、なんて思っていると
『すごい綺麗…だよ……』
小さくなっていく声に比例するように翔太の顔が赤くなっていた
この距離で見間違えではないとわかるその表情に、お世辞ではないんだなと自惚れてみる──
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 637人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さが(プロフ) - 親子丼LOVEさん» 初めまして。snowrose 読んで頂いてたんですね！いつもありがとうございます！なべあべ良いですよね☆これからも楽しく書かせて頂きます(^_^) (2019年10月11日 0時) (
レス) id: afaaefaa9c (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - すみません！誤字りました！こちらの作品、です。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - はじめまして！snowroseをいつも読ませてもらってます。こらの作品も好きなテイストです！なべあべいいですよね。更新楽しみにしています。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さが
| 作成日時：2019年10月10日 22時
