報告 ページ40
宮舘side
佐久間と二人で教室に戻ると阿部と翔太がいつもの席に座っていた
『おかえり』
すっきりした顔の佐久間を見て、安心したように阿部が優しく声をかけてくれた
「ただいま」
『へへっ、ただいまでやんす』
佐久間は少し照れくさそうにしていた
「今日の放課後みんな空いてるよね？」
俺の質問に翔太の周りだけハテナが飛んでいる
『え、うん』
『空いてるよ』
「ちょっと話があるんだけど、翔太か阿部の家行けるかな？」
『俺の家今日親が仕事で遅いし、大丈夫だよ』
「じゃあ、放課後阿部ん家で」
───放課後
『おっ待たせー！』
佐久間が教室に来ると皆で阿部の家へ向かった
『おじゃましまーす！』
2階の部屋に着いてそれぞれが座ると、一瞬佐久間と目が合った
佐久間に告白した後ベンチで話している時、俺は翔太と阿部にも早くこの事を報告した方がいいと話した
佐久間も了承してくれて今に至る
「えっと、……」
皆が俺に注目している
「俺と佐久間、付き合うことになりました」
『ええーーっ！！！』
『ま、まじ！？』
阿部は驚きすぎて後ろの棚に指ぶつけるし、翔太は口をパクパクさせていた
お前ら面白いな
『おめでとう！！』
意外にも最初に口を開いたのは翔太だった
『えぇー！お、おめでとう！』
『ありがとうでやんす！』
「ありがとう。」
しばらく拍手と歓声が続いて今日告白した事を話した
『でもなんで朝佐久間は元気なかったの？』
『だって〜！週末図書館で……ふぐっ！』
俺は急いで佐久間の口を手で塞いだ
危ない……週末阿部と会っていた事が翔太にバレると料理を教えていた事が分かってしまう
「ま、まぁそれは今度話すよ」
『てか佐久間はいつから涼太のこと好きだったんだよー！』
翔太の言葉を皮切りに二人から色々と質問責めにされた
『ねぇ、前に聞いた好きな子って佐久間の事だったんだね』
阿部がこっそりと聞いてきた
「ふふっ、そうだよ。でも途中から気づいたでしょ？」
頭の良い阿部だ。それに佐久間の居そうな場所を俺に教えてくれる辺り、とっくに気付いて…
『え？俺さっきまで全然知らなかったよ』
マジか、恋愛偏差値は低いのか
阿部と翔太、鈍感な二人の今後に気が遠くなってきた
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さが(プロフ) - 親子丼LOVEさん» 初めまして。snowrose 読んで頂いてたんですね！いつもありがとうございます！なべあべ良いですよね☆これからも楽しく書かせて頂きます(^_^) (2019年10月11日 0時) (
レス) id: afaaefaa9c (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - すみません！誤字りました！こちらの作品、です。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - はじめまして！snowroseをいつも読ませてもらってます。こらの作品も好きなテイストです！なべあべいいですよね。更新楽しみにしています。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さが
| 作成日時：2019年10月10日 22時
