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阿部side
応援席にいると後ろの女子の会話が聞こえた
『やっぱ翔太くんかっこいいよねー！』
『ねー！でも私は樹くんかなぁ』
『わかるー！二人とも性格はキツそうだけどねー、でも見てる分にはいいわー』
『あははは、確かにー』
みんな勝手な事言ってる
翔太はとっても優しくて、友達想いだよ
人参が食べれなかったり難しい問題が解けて喜んだり、可愛いところもたくさんあるよ
翔太のこと、何にも分かってない
俺だったら、翔太の良いところたくさん分かってあげられる
いくら可愛い子でも翔太の隣りに性格の悪い彼女がいるのを想像するだけで嫌悪感を抱いた
───あれ、これじゃまるで俺が翔太を好きみたいじゃん
ピピーーッ
『翔太！！』
笛の音がして、気づくと翔太が倒れていた
「──っ、翔太！！」
俺は気づいたら走り出していた
保健室の扉には『すぐに戻ります』の札がかけられていた
────コンコン
「失礼します」
一応ノックして入るがやはり誰もいなかった
ベッドにそっと翔太を降ろそうとすると、ここまで無事に運べた安心感からか足がもつれてしまった
「わあっ！」
『ぅわっ！』
気がつくと二人ともベッドに倒れ込んでいた
まではいいけど……
「──っ、え、えっと…」
『あっ、ご、ごめん！』
翔太が俺を押し倒しているような形になっていて、急いで俺の上から退ける
俺が躓いたせいなのに…
「ごめん、翔太足大丈夫！？」
『大丈夫大丈夫！ちょっと挫いただけだから、休んでれば治るよ』
そこへちょうど保健の先生が来て、翔太の手当てをしてもらった
『渡辺くんは動いてたからわかるけど、阿部くんも顔赤いわよ？』
頑張って応援してたのねー。なんて微笑ましく感心されている
一生懸命応援はしてたよ、でもこれはきっと違う
俺、翔太のこと好きかも─────
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さが(プロフ) - 親子丼LOVEさん» 初めまして。snowrose 読んで頂いてたんですね！いつもありがとうございます！なべあべ良いですよね☆これからも楽しく書かせて頂きます(^_^) (2019年10月11日 0時) (
レス) id: afaaefaa9c (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - すみません！誤字りました！こちらの作品、です。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - はじめまして！snowroseをいつも読ませてもらってます。こらの作品も好きなテイストです！なべあべいいですよね。更新楽しみにしています。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さが
| 作成日時：2019年10月10日 22時
