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翔太side
今日も阿部ちゃんは女子に話しかけられていた
『阿部くん、ここ解らないんだけど…』
『どこ？』
阿部ちゃんは優しいから教えてあげてるけど、本当に解らないのかよ！？だったら先生に聞けよ！
『翔太、ガンつけるなよ』
涼太は苦笑しながら携帯をいじっている
「別に…」
俺も携帯を開きつつも耳は完全に阿部ちゃんと女子の方に傾けていた
『阿部くんほんと教えるの上手だよね！今度教えてほしいなぁ〜』
はぁ！？ふざけるなよ！
猫なで声の女にキレかかっていると
『ありがとう。でもごめんね、俺毎日教えなきゃいけない子がいるから』
「そ、そうなんだぁ…」
明らかにシュンとして身を引いた女子はきっと阿部ちゃんに彼女がいると思ったのだろう
俺もその1人だけど…
────放課後
いつもは佐久間がA組に来るけどたまには迎えに行ってやれよと涼太を送り出した
さて、俺には聞かなきゃいけないことがある
まだ生徒が数人残っている教室の端で阿部ちゃんに小声で話す
「阿部ちゃんってさ、彼女いたりする？」
自分から聞いておいてかなり冷や汗をかいていた
『え、いないけど？』
キョトンとしてあっさり答えた阿部ちゃんに拍子抜けする
「え、で、でも毎日教えなきゃいけない子がいるって……」
『あ、聞こえてた？あははは』
今日の話を聞いていた事がバレてしまったが、それよりも阿部ちゃんが笑っている意味がわからなかった
『俺は、毎日翔太達といるのが楽しいの。それに…』
真っ直ぐ見つめられて、息ができなかった
『翔太が俺を必要としてくれた時に、いつでも大丈夫なように、ね』
なーんてね！といたずらっぽく笑う君に鼓動が速くなる
気づいてしまった
俺、阿部ちゃんが好きだ──────
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さが(プロフ) - 親子丼LOVEさん» 初めまして。snowrose 読んで頂いてたんですね！いつもありがとうございます！なべあべ良いですよね☆これからも楽しく書かせて頂きます(^_^) (2019年10月11日 0時) (
レス) id: afaaefaa9c (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - すみません！誤字りました！こちらの作品、です。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE(プロフ) - はじめまして！snowroseをいつも読ませてもらってます。こらの作品も好きなテイストです！なべあべいいですよね。更新楽しみにしています。 (2019年10月11日 0時) (レス) id: ffaa7e1481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さが
| 作成日時：2019年10月10日 22時
