ホイッスルは高々と鳴り響く ページ2
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大好きな作品があった
勝者には盛大な歓声を、敗者には静かなスポットライトを、
登場人物たちの言動に一喜一憂し、時には鋭く刺され、もどかしくやり切れない気持ちが湧き上がる
一人一人にドラマがあってその物語に出てくる誰もが主人公のような、そんな気持ちにさせてくれるお話
【飛べ】
【伊達の鉄壁】
【最強】【一球入魂】
【繋げ】
【思い出なんかいらん】
【質実剛健】
【粘りを見せろ】
【正々堂々】
【細き流れも大河となる】
【何度でも立て】
【頑張れ常波魂!】
【獅子奮迅】【強者であれ】
【習慣は第二の天性なり】
掲げられた横断幕
その誓いにだってそれぞれの思いが乗せられていて一つ一つのプレイにも覚悟があって
そんな中で群を抜いて目を惹かれるチームがあった
【コートを制す】
一見華やかで軽やかで、それでいて酷く強欲な彼らに私は心を奪われた
彼らの勝利をただひたすらに祈っていた一人だった
────────────────彼女はその目でなにを見る
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作者名:涼風 | 作成日時:2021年2月21日 14時