Story。4 ページ5
『もうこんなに暗い…』
晩御飯の食材と切れていた文房具を買うという用事を終えてお店を出ると、既に８時を過ぎていた。
こんなに時間がかかるなんて…早く帰らなきゃ。
『哲くんは今日クラブに行くって言ってたし…連絡は帰ってからにしようかな』
よし、早く帰ろう！
「ねぇねぇ、君」
『…私、ですか？』
声をかけられて後ろを振り向けば、矢波高校の制服を身に纏った２人の男性。
なんか…怖い…
「そうそう。君さ、市橋哲人といつも朝一緒に来てるよね？」
『はい、哲くんがいつも送ってくれますけど…それがどうかしましたか？』
「俺らさ、あいつのこと嫌いなんだよね。
リーダー面してさ、結局は集団じゃなきゃなんも出来ねぇくせに。」
「すっげー腹立つよな。お前もあいつみたいなやつとよく一緒にいようと思うよな。
あ、もしかしてそんな顔して実は市橋と寝てんの？
市橋もほんとクズじゃん！」
『やめてください！！』
急に大きい声を出した私にふたりとも驚いていた。
哲くんの悪口を好き放題言う彼らをどうしても許せなかった。
哲くんは誰よりも優しくて…いい人なのに。
『哲くんを悪く言わないでください！哲くんのこと何も知らないくせに！！』
でも、彼らはそんな私が気に入らなかったらしく…明らかに先程とは雰囲気が違った。
ひとりが私の腕を乱暴に掴む。
「お前、女だからって調子乗んなよ」
『あっ…いたっ…』
「おい、市橋に知られたら面倒だしさ、ちょっと黙ってもらおうよ」
「そうだな。来いよ」
そう言って人気の無い路地へ連れていかれる。
これからされるであろうことは、私でも容易に想像ができた。それを考えると恐怖だけがこみ上げてくる。
『いやっ！離してください！』
「暴れんなよこのクソ女がぁ！」
『っ…』
頬に痛みが広がる。
目の前の人に容赦なく殴られ、抵抗する力が抜けてしまった。
その隙に路地裏へと引きずり込まれる。
「おい、お前手押さえてろ」
「おっけー」
『やっ…やめて…んむっ』
「声あげないでよ。恥ずかしい姿見られたいの？」
口を手で押さえられ、声も出すことが出来ない。
その間にブチブチ、という音を立ててブラウスが破かれていく。抵抗しようとしても体を押さえられているため出来ない。
誰かっ…助けて…！
「おい、そこで何をしている」
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Alice(プロフ) - カイリさん» ありがとうございます！なるべく早く書けるように頑張ります！ (2017年8月16日 22時) (
レス) id: 9ea760eb42 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - はじめまして、カイリと申します。私には絶対書けない夢主のピュアさが眩しいです笑笑更新頑張ってください！応援してます！ (2017年8月15日 9時) (レス) id: c9706cfa40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2017年8月14日 18時
