閉じ込められた2人 ページ11
「……っ痛！」
背中に激しい痛みを感じて目覚めると辺りは真っ暗で
「…ッケホ、、ケホッ…！」
埃っぽさにむせながら記憶を辿っていく
(ジンと野木を探してて知らない奴に声を掛けられたんだっけ…)
ズキズキと痛む背中に突然後ろから殴られた事を思い出した
ほとんど真っ暗などこかの室内で、天井からの明り取りからの月明かりだけが微かに照らしている
(どこだよ、、ここ、、)
だんだんと頭がハッキリして来て初めて気がついた背中の温もり
座らせられている体制だったから必然的に壁に寄りかかっているんだと思ったけど玄樹が感じているのは人の体温だ
「痛むか？」
「うん…。かな…」
“かなり“と答えようとして言葉を失った
「全然動かないから心配したんだよ。死んでんじゃないかって」
「じ…っジン！？」
「おう。」
「おうって何で…こんな所に？」
「何でって…俺もいきなり後ろから襲われて気がついたらこうなってた」
「だって、、ジンって空手で黒帯なんだろ？」
「へぇ〜玄樹に知って貰えてたとは光栄だな(笑)」
「何のんきなこと言ってんだよ！」
「仕方ないだろ…。空手は基本、１VS１だし、2人くらいはぶっ飛ばしたけど向こうは3人がかりで押さえ付けられて後ろから殴られたと思ったらここへ放り込まれたんだよ」
「どうしてこんな事、、」
俯いて考え込んでいた玄樹がすぐ近くに気配を感じてハッと顔を上げる
「まだ痛むか…？」
暗闇に慣れてきた目にハッキリとジンの顔が見えその手が頬に触れた
「やめっ…！！」
ゾワッと肌がそば立ち反射的に突き飛ばしていた
ガンッと堅いものに打ち付ける音がして
「イッテェェェ!!」
「ご！ごめん！ジン…っ！ごめん…」
「いや、大丈夫…。そんだけ元気ならお前も大丈夫だな(笑)」
「うん、、。本当にごめんなさい…」
「人間接触嫌悪症の玄樹に触った俺が悪いんだよ(笑)」
ジンは嫌味でも揶揄いでもなく言っているのがわかる
不思議だ、、声だけでそんな気持ちまで見せてくれるなんて
「ここ、どこなのかな…」
「音楽堂だよ」
「え、、？あの…？」
「そう、あのグラウンドを隔てたはるか奥の雑木林に長年放置されてる“あの“音楽堂」
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夜桜?大西(プロフ) - では、失礼します。続編待ってます。 (2018年8月26日 16時) (
レス) id: 54f9fb1507 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜?大西(プロフ) - 私、タクミくんシリーズが大好きでして…、じぐいわも好きなので、この作品を読んでとても感動しました。私的にはとても続編が見たいです。作者さんが、誰を出して、誰を出さないのかもとても気になりますし(笑)……赤池くんが私は好きなので入れて欲しいです(笑) (2018年8月26日 16時) (レス) id: 54f9fb1507 (このIDを非表示/違反報告)
ユー(プロフ) - 続編楽しみにしています！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: 37f93bd1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 更新楽しみにしてました！終わってしまうの寂しいです。続きが気になるのでぜひ続編期待しています。 (2018年8月7日 7時) (レス) id: 84d6dad1ff (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - あいりんごさん» コメントありがとうございます☆うわぁ〜！タクミくんシリーズがわかる方がいるとは感激です(≧∇≦)人間嫌いのタクミとギイの王子様感がいわちとグウジさんにぴったりだと思ってつい作ってしまいました(〃艸〃)溢れ出るじぐいわ感(笑)を楽しんで頂けれ嬉しいです！！ (2018年8月3日 22時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年7月16日 10時
