9# ページ9
『周りの子は言ってたでしょー?岸くん優しいしカッコイイよね♡って言ってる子けっこういたよ?』
「ふーん、、知らね。」
あら、何だか急にあっさり引き下がられて拍子抜けしてると
「別にお前が頑張ってて遅いの分かってたから一緒に走りたくなっただけだよ。カッコよく思われたいとか思ってねぇから。」
なるほどそこに拗ねてたのか(笑)
『うん。本当に晒し者みたいで生きた心地しなかったから助かりました。カンシャシテマス。』
「最後、棒読みおかしいだろ!」
会わずに居た3年間を埋めるようにお互いに喋り倒した
それぞれの職場でどれだけ大変だったかの愚痴がほとんどで…
2人でずっと大笑いしてあっという間に終電間際になってしまった
すっかり人気の無くなった道を歩き駅に着いてもまだ話はつきなくて
「そういや、Aって家こっちじゃなくね?お前、遠かったよな?」
『うん。今は一人暮らししてるから』
「マジで!?すっげーな。」
『だって、実家から3回乗り換えて片道1時間半かかってたんだよ…もう1年間必死で貯金して部屋借りたわ。その代わり狭い、古い、オートロック無しの安アパートだけどね』
「へぇ〜お前が一人暮らしね…。新人研修のレクで米も炊けなかったお前が…(笑)」
『米なんて炊飯器が炊いてくれるんだから!人間やる気になればなんでも出来るよ(笑)』
「いいなぁ〜!俺も一人暮らししてぇー」
『岸は実家近いからいいじゃん!あ、女の子とか連れ込みたいんでしょ〜?』
「はぁ!?そんなん居ねーし!今は仕事に集中したいからいらね。お前こそどうなんだよ?」
『何が?』
「彼氏、、、いるわけねーか。急に誘っても空いてるくらいだからな(笑)」
『悪かったわね!私だって仕事が手一杯でそんな余裕無いよ!』
お互いを見合わせ深くため息をついた
『はぁ〜、、早く1人前になりたい…』
「だな。(笑)」
終電がやって来て2人で乗り込み隣に座った
「でもさー朝の混み方半端ねぇな。俺、毎日あれに乗るのかと思うとマジ辛いんだけど…」
『何言ってんの?私なんてもう2年も毎朝乗ってんだけど!あんた男だからいいじゃん!』
「え?どうゆう事?」
『いや、、ナンデモナイ。』
「何だよ。気持ちわりぃな。」
『いや、確実でじゃないし勘違いかもしれないから…』
926人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice(プロフ) - ひかるさん» お返事遅れました(>人<;)一気読みありがとうございます(≧∇≦)このお話は私の夢と理想が全部注ぎ込んであるので(笑)可哀想なくらい良い奴の岸くんとエロ紫耀君の狭間という幸せすぎる展開を楽しんで頂けて良かったです( *´艸`) (2018年10月20日 0時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 最初の切ないはじまりから幸せな結末まで面白くて一気読しちゃいました。岸くんいいひと過ぎて笑 紫耀くんのふわふわした雰囲気はそのままのエロキャラとかたまらんです、あれは流されちゃうなぁ/// (2018年9月28日 20時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - えりさん» ありがとうございます(≧∇≦)そうなんです…岸くんがいい奴過ぎて好きにならずにいられないのに甘えん坊紫耀くんには勝てませんね〜( *´艸`)良かったら続編もありますので合わせて読んでみてください! (2018年9月26日 17時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 一気に読ませていただきました!めっちゃ、面白かったです^_^岸くんに心を持っていかれそうになりましたが…やっぱり最後は小悪魔可愛い子犬の紫耀君にがっつり掴まれました^_^ (2018年9月20日 21時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 絢葉さん» コメントありがとうございます☆そうなんですよ〜続編は作ってなかったんですよね〜( ̄▽ ̄;)自分の中ではハッピーエンド気分だったのですが続編を希望して下さる貴重な方がいて下さるので考えてみようかと思っております!(≧∇≦) (2018年8月3日 23時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Alice | 作成日時:2018年7月20日 17時