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「アイツの名誉の為に言っておくけど俺はAの部屋には泊まったけど本当に何もしてないからな。」
「わかってるよ…。でも好きなんやろ?」
「うん。好き。3年前からずっと好きだった。」
「お似合いやん。2人、、俺なんかよりもアンタといる方が楽しそうやし…」
「じゃあAは俺が貰うから。それで文句ないんだよね?」
「元々付き合ってる訳でもないし選ぶのはAやから。」
「じゃあきっぱりフッてやれよ。Aの気持ちわかってんだろ?アイツは今のままじゃ前に進めないでもがいてんだよ。悔しいけどいくら俺が想ったってアイツの中にはいつまでもアンタが居る」
「もう俺の事なんて嫌になったやろ、、あんな事したんやから、、」
「そうだよ。俺だって最低だと思うけどアイツはアンタのこと責めもしないでこんな関係を辞められない自分が悪いんだって泣いてた。」
「ウソや……。」
「アイツがその後2日も会社無断欠勤したの知ってるか?3年間1日だって休んだとこ無かったのに。心配した後輩に頼まれて様子見に行ったら今にも倒れそうな程憔悴してた。全部アンタのせいだろ?」
畳みかけるように事実を付きつければ手に取るように動揺してるのがわかった
「何であんな事した?Aを傷つけるようなこと何でした?」
「Aがアンタのこと部屋に泊めたって聞いて、、前に写メ見た時もすごい気の合う同期やって言ってたし…部屋の前であった時も俺の事必死に隠そうとしてたからきっと気があるんやと思って、、そしたら無性に腹が立って。Aは俺のやのに。他の奴に触れられたんやと思ったら我慢できんかった」
「キスはしたよ。まぁ俺が一方的にしたんだけど全然Aには響いてなかった。あぁーあ、本当、アンタらって似たもの同士だな」
「どういう意味?」
「何で無性に腹が立ったのかなんて理由は1つしかないだろ!!あとは自分で考えろよ。俺だって恋敵に全部教えてやるほど親切じゃないんで。」
「理由……っ、」
俯いて考え込んでる姿が様になるほどキレイな顔してる
「飲みに行ってるからすぐには帰ってこないと思うけど部屋の前に居りゃそのうち帰ってくんじゃね?」
「あっ、ありがとう…ございます。」
ペコりと頭を下げられて何とも憎めないやつだと思った
キレイな顔に似合わず頼りなくて放っとけない雰囲気が何か可愛くて
Aもこうゆう所に惹かれるんだろうな…
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Alice(プロフ) - ひかるさん» お返事遅れました(>人<;)一気読みありがとうございます(≧∇≦)このお話は私の夢と理想が全部注ぎ込んであるので(笑)可哀想なくらい良い奴の岸くんとエロ紫耀君の狭間という幸せすぎる展開を楽しんで頂けて良かったです( *´艸`) (2018年10月20日 0時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 最初の切ないはじまりから幸せな結末まで面白くて一気読しちゃいました。岸くんいいひと過ぎて笑 紫耀くんのふわふわした雰囲気はそのままのエロキャラとかたまらんです、あれは流されちゃうなぁ/// (2018年9月28日 20時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - えりさん» ありがとうございます(≧∇≦)そうなんです…岸くんがいい奴過ぎて好きにならずにいられないのに甘えん坊紫耀くんには勝てませんね〜( *´艸`)良かったら続編もありますので合わせて読んでみてください! (2018年9月26日 17時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 一気に読ませていただきました!めっちゃ、面白かったです^_^岸くんに心を持っていかれそうになりましたが…やっぱり最後は小悪魔可愛い子犬の紫耀君にがっつり掴まれました^_^ (2018年9月20日 21時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 絢葉さん» コメントありがとうございます☆そうなんですよ〜続編は作ってなかったんですよね〜( ̄▽ ̄;)自分の中ではハッピーエンド気分だったのですが続編を希望して下さる貴重な方がいて下さるので考えてみようかと思っております!(≧∇≦) (2018年8月3日 23時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Alice | 作成日時:2018年7月20日 17時