美しき便利屋の美しき恋人（紫耀×廉）BL (ページ2)

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ストーカー編2 ページ2

微かに聞こえる小さな舌打ち

｢依頼はよく分かった。で、いくら出せんの？俺、安くないよ｣

｢お金はそちらの言い値で構いません。｣

｢へー、アンタお嬢様っぽいもんな。｣

｢父の会社に迷惑を掛けたくないので･･･｣

｢親にいくらかかっても構わないから騒ぎを大きくするなって言われてんでしょ？(笑)｣

｢･･････ｯ、｣

｢まぁ別にこっちは貰えるもん貰えりゃ構わないから｣

｢受けて貰えるんですか？｣

｢いいよ。ちょうど依頼も片付いたとこだし｣

｢ありがとうございます！｣

玲奈が立ち上がり頭を下げるとスーッと襖が開き

｢しょおー、、、｣

耳に残る舌っ足らずな高い声からは想像できない背の高い細身の男が気だるげに現れた

｢･･･っちょ、、！｣

下着姿の男は強烈な色香を放ち上半身に残る無数の紅い花に情事の名残を思わせ

真っ黒な髪が目にかかり分かりにくいけどしょうと呼ばれたこの便利屋の男に負けず劣らずの美形であった

｢誰や？｣

いきなりの登場に戸惑い背を向ける玲奈を見つけるともともと乏しい表情が無に変わる

｢廉。お客さんだよ。依頼をしに来たの｣

｢ふーん･･･｣

｢仕事入ったからシャワー浴びて着替えてきな｣

｢ん･･･｣

再び襖が閉まり廊下を歩く音が遠のいていく

｢あの･･･今の人は･･･｣

｢あぁ、俺のパートナー。｣

｢パートナー･･･｣

仕事上のだけでは無い事はあの姿から容易に想像にかたくない

｢じゃあ、とりあえず明日から大学の帰りは迎えに行く。あとそれ以外で外に出る時は連絡して｣

｢分かりました｣