彼氏VSわんこ☆その9 ページ9
指が指すほうへ駆け出し視界を遮るようにある植木の垣根の向こうへ…
そこで目に入ってきたのはAが男に後ろから羽交い締めにされて今にも押し倒されようというところ
頭が真っ白になる
「お前何しとんねん!!!!!Aに触んな!!!!!」
咄嗟にそいつの腹の辺りにタックルで突っ込んでいった
とにかくAから離さな
それしか頭になくて…
男と二人で派手に草むらの中に転がりAから引き離すことには成功したけど
俺が起き上がるのと同時に向こうも起き上がった
現代の男子高生は殴り合いの喧嘩なんかした事ない
それでも向かってくるんやったらなんでもしてやるつもりやった
どうなってでもAを守らな…。
ゆらりと立ち上がると静かに睨み合った。
まだやる気なんやと出方を伺っていたら俺の後ろを見て「ちっ」と舌打ちして走り去ってしまった
「永瀬くん…」
「A!!大丈夫か！？」
小さく俺を呼ぶ声が聞こえAの元へ駆け寄る
男から引き離した拍子にAも地面に倒れてしまったようで土の上で汚れてしまっていた
「ごめんな…！もっと俺が早く着いてれば…」
「大丈夫。私は…それよりしょ、、紫耀が…」
大丈夫というAは震えていて…
ぎゅっと抱きしめて頭を撫でる
出来るだけ安心させてやりたくて
「アイツは大丈夫や。元気にキャンキャン鳴いとったし」
まぁあの様子じゃ肋の1本くらいはいっとるかもしれんけど…
「良かった…。ふっ…ふぇ…っ…」
気が抜けたのか小さく肩を震わせて泣き始めた
「怖かったな…。もう大丈夫やから。落ち着くまでずっとこうしてるから…」
静かに泣き続けるAの背中を撫で続けた
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light(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: 9a0f22c088 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！違うお話を作っている最中なので落ち着いたら続編も作ってみたいと思います(*＾▽＾*) (2018年6月22日 9時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - すごく面白かったです！続編めっちゃ読みたいです！待ってます！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: c220495273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月10日 0時
