彼氏VSわんこ☆その8 ページ8
「あっ、あかん…。」
やっと叶ったAとの初デートの帰り、ちょっとハプニングはあったけどそのおかげでより長くAと居れてホンマは嬉しかったりして…
さすがに遅くなってしまったから家の前まで送り玄関の中へ入るのを確認してから俺も駅へ引き返した
(紫耀、怒っとるやろうな〜)
次、行ったら確実に噛まれるな、、、
まぁ勲章やからしゃあないか…と内心苦笑いしながら駅まで着いて改札へ入ろうとした時、俺の手に握られたショップの袋に気がついた
2人でお揃いのものが欲しいと色々見て回った結果、Aがひと目で気に入った犬のぬいぐるみが付いたキーチェーン
どことなく似ている…あの犬に…
コレがいいと言われて嫌とも言えずお揃いで買って俺が持っててあげたのを渡しそびれてしまった
どうせ明日学校で会えるし…とも思ったけどやっぱりもう１回会いたくて…
Aの家へ足がむかっていた
インターホンを押すとすぐにAママが出てきてくれて
「紫耀ちゃんのお散歩に行っちゃったのよ。」
「え？こんな時間からっすか？」
「そうなの。危ないから止めたんだけど約束してたからって…今日、1日ずーっと紫耀ちゃんおうちで待ってたから」
「俺、ちょっと見てきますよ。見つけたら一緒に帰りますから。」
「ありがとう。永瀬くんが一緒なら安心だわ」
いつも散歩コースは近くの大きな公園を1周していると教えてもらい急いで向かった
公立の大きな公園だけあって入口から見渡せる当たりはまだ人も居るけど奥へ行けば行くほど人影はまばらで何となく嫌な雰囲気になってきた
(早く見つけたらな不安になってるかもな…)
足早と言うよりはもはや駆け足で一番奥までやって来たら
「……っ！！んっ！」
何か暗がりの方が騒がしい気がする
耳を澄まして近づいて行くと
「わんっ！わんっ！わんっ！わんっ!!」
紫耀の鳴き声や！！
声のする方へ走っていくとぐったりと横たわりながら吠え続けている紫耀がおった
「おい！何があった！？お前大丈夫か！？」
俺を見つけるとみるみるうちに人の姿になるが立ち上がろうとすると脇腹を押さえてうずくまり苦しそうに顔を歪ませた
コイツが変われるって事は
「なぁ！Aは！どこおんねん!!!!!」
Aが居らんってことや
「永瀬、助けて…」
紫耀が茂みの奥を指さした
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light(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: 9a0f22c088 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！違うお話を作っている最中なので落ち着いたら続編も作ってみたいと思います(*＾▽＾*) (2018年6月22日 9時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - すごく面白かったです！続編めっちゃ読みたいです！待ってます！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: c220495273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月10日 0時
