彼氏VSわんこ☆その3 ページ3
急に立ち上がると「ちょっと待ってて！！」とわんこを放り投げて出ていってしまった
「なんや…アレ、、」
バタバタと階段を駆け下りていく音が遠ざかりふと、Aが座っていた場所にわんこの姿が無いのに気付いた
「あれ？」
机の下か？と覗き込むと
「おい。」
と、聞き覚えのない男の声がした
びっくりして振り向くと全く知らない男の姿が…
「だっ！！誰やねんっ！？」
「紫耀だよ。紫耀。格好見りゃわかるやろ。」
確かにさっきまでいたわんこの紫耀が着ていたボーダーのTシャツにGパン風のパンツを履いてはいるが
「イヤイヤイヤイヤ！お前人間やん。」
「そうや。お前の前ではこの姿になれるようやな…」
「イヤ！知らんし！」
「まぁ別にお前に信じてもらわなくてもいいけど1つだけ言っておく。Aはお前には渡さへん。」
ビシッと効果音がぴったりなくらいに思い切り指を指されて見下ろされる
「はあ？仮にお前がわんこの紫耀が人間になった姿だとしてなんでそんな事言われなあかんねん。」
「Aは俺のもんやから。」
「俺のもんってお前、犬やん。」
「うっさいわ！お前なんてどうせまだちゅうもしてないんやろ？」
「悪いか！お前が邪魔せんかったらええ感じやったんや！」
「残念でしたー。俺が居る限りお前には何もさせんからな。それに…Aのファーストキスは俺がもうもらったんや!!」
「夢の中に出てきた人間の紫耀くんってお前か…」
「Aは夢やと思ってるけどホンマやで♪」
「寝込みを襲うとかサイテーなペットやな…」
「襲ってないわ！ただちょっと寝顔見てたらあんまり可愛いもんで…ついや。つい。」
「それを襲ってる言うんやろ。」
「Aだってびっくりはしてたけど全然嫌がってなかったし合意の上や！」
「いや、それはお前が犬やとわかってるし夢だと思ってるからやろ」
「負け惜しみはもうええわ。俺は生まれた時からAとおんねん。お前みたいな急に現れた奴に絶対渡さへんからな。」
「生まれた時ってお前いくつ？」
「2歳や！」
「俺も高1からAの事見てたし変わらんやん」
「俺はAに風呂も入れて貰ってるし毎日撫でてもらって俺の方が好かれとる！」
2歳なら人間でいえば成人してるくらいのはずなのにコイツ頭ん中仔犬みたいやな…(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
light(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: 9a0f22c088 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！違うお話を作っている最中なので落ち着いたら続編も作ってみたいと思います(*＾▽＾*) (2018年6月22日 9時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - すごく面白かったです！続編めっちゃ読みたいです！待ってます！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: c220495273 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月10日 0時
