彼氏VSわんこ☆その2 ページ2
Aの部屋は想像通りの可愛らしい女の子っぽい部屋で勉強しに来たはずが全然集中出来へん…
Aも隣で一応は参考書を開いてるけどノートは白紙のまんま
「なぁ…A。俺、あかんわ。全然集中出来へん。Aとやっと2人きりになれたのに勿体なくて勉強何か出来へんわ。」
「な…永瀬くん…、、えっと…」
なんて応えていいのかわ分からないのやろう俯いて赤くなる横顔がホンマに可愛くてそっと手を握った
抱きしめたい…そんな衝動に駆られた時…
“ガリガリガリッ！！“
ドアからすごい音が聞こえてきて
「え？なに？！？」
パッと手を離して飛び上がるように扉を開けると「わんっ！！！」と素早く茶色い物体が扉をすり抜け入ってきた
「あっ！こらっ！紫耀くん！！ダメでしょ〜っ！！」
どうやらわんこが部屋の扉を引っ掻いてた音だったようで部屋に飛び込んできた《紫耀くん》は俺の後ろに隠れるようにして座り込んだ
「あれ？やっぱり永瀬くんと遊びたかったのかな？ごめんね…犬、大丈夫？？」
「あ、、あぁ！全然大丈夫やで。むしろ好きやし！」
チラッとわんこが見るとものすごい冷めた目でこっちを見てる
(こいつ…わざとやな。)
「じゃあ、勉強しよっか！」
さっきまでの空気はどこへやら…Aは本当に真面目に勉強し始めたので仕方ナシに俺も何となくペンを握る
「ねぇ、ねぇ、ここってさ…」
不意にAが下から見上げてくる
(可愛い…)
不可抗力で見つめ合う形になると
「わんっ！わんっ！」
またもやわんこが元気よく鳴いてすぐ様俺の後ろから今度はAの膝の上に座った
(コイツ、絶対わざとやっとる！)
恨みがましく見るとふふんとでも言いたげな顔で俺を見上げていた
「なぁ。このわんこって紫耀って言うん？」
「そう。なんかねー犬なんだけどきっと人間だったらイケメンだったんじゃないかなーって思ってカッコイイ名前にしたの！ちなみに苗字は平野！平野紫耀くんって言うの」
「わんこも家族やのに苗字違うの？」
「あのね…笑わないで聞いて欲しいんだけど、、夢で紫耀が人間の男の子の姿になったのを見た事があって、、なんか家族って感じじゃないなーって…」
「もしかして…夢でなんかあったん？紫耀と…」
「え？え？なっ何で？」
「いや、何となく。変やから。」
「何にもないよ！なんか喉乾いたよね！私飲み物持ってくる！！」
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light(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: 9a0f22c088 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！違うお話を作っている最中なので落ち着いたら続編も作ってみたいと思います(*＾▽＾*) (2018年6月22日 9時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - すごく面白かったです！続編めっちゃ読みたいです！待ってます！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: c220495273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月10日 0時
