誰にも言えない2人の秘密 ページ39
私の全力の寝たフリが通用するかと不安もあったけどリビングの扉が開く音がして余計に早まる動悸を何とか堪えて目をつぶり続けた
(あれ、、どのタイミングで起きればいいんでしょう、、？)
なんて考えてるのもつかの間、そのまま誰かが近づいてきたと思ったらふわりと抱き上げられた
『きゃっ、、！』
いきなりの事にびっくりして思わず声を出して目を開けると
「えっ！うわっ!!」
私が不意に目を覚ましたことで驚かせてしまったようでバランスを崩し二人で床に倒れ込んでしまいました
だけど、、咄嗟に抱きしめながら倒れてくれたおかげで私はどこも痛めることもなくて…
「いってぇ〜っ！！」
『ご、ごめんなさい…っ！大丈夫ですか？？』
床の上で思わず抱き合う形になりすぐ真横で痛そうに顔を歪めていらっしゃるのは、、、
岸様でした。
「ごめん！重いよねっ、、」
慌てて両肘を付いて頭だけ上げてくださったのですが岸様が私の上に伸し掛る状態になっていて
『大丈夫です。岸様こそお怪我ありませんか？』
さすがに気まずいけどなるべく平静を装っていると
「うん…。大丈夫」
至近距離にあるお顔はひどく傷ついているような…
そっとその頬に触れて
『本当に大丈夫ですか？お辛そうですが…』
そう問えばさらに困ったようなお顔で
「うん。何でもないよ。」
ゆっくりと立ち上がり手を差し伸べて起こしてくださいました
『岸様だったのですね、、昨日も、一昨日も私を部屋へ運んでくださったのは』
「余計なお世話だった？ごめんね。」
『ちっ、違います！だけどこの事は皆様には…っ！』
「言わねぇーよ。ただ理由聞かせて」
『どうしても…言わなきゃダメでしょうか…？』
「うん。じゃなきゃ見過ごせない。」
岸様の強い瞳に言い逃れることは難しそうで
『事故の日の…夢を見てしまったんです。ずっと見てなかったのに、、それ以来寝ようと思ってもその映像が脳裏に焼き付いて1人で部屋にいると怖くて…』
引きずり込まれそうな闇を思い出して自分の意に反して手が震え出す
「ごめん、思い出させて。」
岸様がぎゅっと手を握ってくれて
『あったかい…』
その温かさに自然と震えが治まった
「これからもここで寝るつもり？」
『たぶん環境が変わったせいだと思うのでこの生活にも慣れれば落ち着くと思いますから』
「じゃあさ、、」
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alice(プロフ) - ま-ちゃんさん» コメントありがとうございます(*＾▽＾*)楽しんで頂けて嬉しいです！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
ま-ちゃん - はじめまして。 すごく面白いです。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: 30de97755e (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ありひなさん» コメントありがとうございます*\(^o^)/*そう言って頂けると頑張れますぅ〜(´；ω；｀)拙い文章力ですが最後まで頑張りますので読んでくださると嬉しいです(*＾▽＾*) (2018年6月12日 20時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
ありひな - この物語とても好きです! 更新頑張って下さい! (2018年6月12日 19時) (レス) id: 508f71e8d6 (このIDを非表示/違反報告)
大毅 - あとKing&Princeだし。kとp小文字じゃないし。にわか。 (2018年6月10日 8時) (レス) id: 996495309f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月4日 20時
