永瀬様とメイドちゃんと岸様 ページ31
家路につく間も廉様は終始、岸様にじゃれていてとても仲がいいんだなと微笑ましくて
『お二人とても仲が良いんですね。』
と言うと二人同時に
「良くないわ！」
「良くねぇよ！」
と返してくるのが可笑しくて(笑)
学生時代に友達がいたらこんな感じだったのかな…
廉様の言う普通はこう言う感じなのだろう
あんまり覚えてないけど7歳までは普通の子供と同じだったから帰り道に友達と手を繋いで帰った思い出が僅かにある
『あの…』
「ん？なに？」
すぐ隣にいた岸様が微笑み返してくれる
『わたくし、今日はメイドお休みなので、今は普通にするように廉様より言われているのでが…』
「うん…？」
『手を、、、繋いで頂けますか？』
「へ…っ？」
岸様があまりにも驚いた顔をしているので急に不安になり
(やっぱりメイドは節度を持って接しなくはいけなかったんだわ)
『いえ…何でもありません。』
「あー、待って！待って！いいよ！！全然いいよ！！」
そう言うとご自身の右手をゴシゴシとお洋服で拭いたあとに
「はい！」とにこやかに差し出してくれた
その手に自分のものを重ねればキュッと握り返してくれて
とても温かかった…
さっきからずっと少し先を一人で喋りながら歩いていた廉様が不意に振り返り
「え！？ちょっ、優太、何してんの！？」
「ちがっ！俺じゃない!!Aちゃんが繋ごうって…」
「え？ほんまなん？」
廉様が真顔で聞いてくるのでそんなにおかしかったのかと不安になりながら
『はい…。普通のお友達っぽい事をしてみようかと…いけませんでしたか？』
私が言った言葉に無言になる岸様と笑い出す廉様、、、
「友達なぁ、、なるほどなー！じゃあ俺もこれからはAには気使うの辞めるわ！そのが外でも友達っぽくなるしな。」
『え…、使ってたんですか、、？』
予想外のセリフについ本音がこぼれる
「はぁ！？使ってたわ!何で気づけへんねん！」
ブツブツと文句を言いながら反対側の手に握っていたバックを取り空いた右手を握られた
「ほんなら仲良くみんなで帰ろか？なぁ岸くん？」
廉様が私たちを覗き込むと「行くでー!!」と言って走り出し引きずられるようにして慌てて着いていく
「おい！廉!!んもー！意味わかんねぇ〜!!」
何があるわけでもないのに可笑しくて三人で大笑いしながら家まで走った
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alice(プロフ) - ま-ちゃんさん» コメントありがとうございます(*＾▽＾*)楽しんで頂けて嬉しいです！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
ま-ちゃん - はじめまして。 すごく面白いです。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: 30de97755e (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ありひなさん» コメントありがとうございます*\(^o^)/*そう言って頂けると頑張れますぅ〜(´；ω；｀)拙い文章力ですが最後まで頑張りますので読んでくださると嬉しいです(*＾▽＾*) (2018年6月12日 20時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
ありひな - この物語とても好きです! 更新頑張って下さい! (2018年6月12日 19時) (レス) id: 508f71e8d6 (このIDを非表示/違反報告)
大毅 - あとKing&Princeだし。kとp小文字じゃないし。にわか。 (2018年6月10日 8時) (レス) id: 996495309f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月4日 20時
