愛してる#8 ページ8
橋の下へ降りるとちょうど死角になっていて壁に押し付けるようにその唇を重ねた
｢んっ、、はぁ…しょっ、、っ、、｣
時々漏れる吐息もあの頃よりも艶を増し確実に女になって行くAとの時間を埋めるように貪った
｢A･･･会いたかった。｣
唇を離して再び抱きしめると
｢･･･私も。ずっと忘れられなくて、、紫耀以外の人は考えられ無かったよ。｣
｢ゴメンな、、こんなとこに来させて。Aまで辛い思いさせて･･･｣
｢そんな事ない。紫耀とまた会えるなら地獄に堕ちてもいいと思ったの。この街にいる。そう思えばどんな事も耐えられた。だから･･･しょう？｣
白いAの腕が頬に触れて自分が泣いてることに気づいた
｢ごめっ、、ホンマに嬉しくて･･･こんな所で会えて喜んでる俺、サイテーやんな…｣
｢そんな事言わないで…？私も本当はずっと探してたの。でも私はずいぶんと汚れてしまったから、、また紫耀に会う資格ないんじゃないかって…んっ、、｣
話し終わる前に強引に唇を塞ぎその舌を絡めとって甘い息を吐かせる
｢汚れてなんか無い。それやったら俺も同じやし･･･俺の事汚いって思うん？｣
腰を抱いたまま見つめ返せばふるふるとAが頭を振った
｢紫耀はキレイよ･･･？あの日のまま何も変わってないもの｣
柔らかに微笑むAに閉じ込めていた愛しさが込み上げて
｢Aの事は俺が守るから。絶対迎えに行く。だからもう少しだけ我慢してな？｣
｢紫耀･･･｣
｢俺もお前も同じ罪を背負ったんやし…ここから出る時は一緒や。分かったな？｣
コクリと頷くAの滑らかな肌に雫が溢れ落ちて
頬に添えた紫耀の親指が拭うと再び口付けた
｢離れたく無くなっちゃうね…｣
寂しそうに笑うAに心が痛んで
知らない方が苦しいも思いもしなくて済んだのかもしれない
でも出会ってしまったからもうあとには戻れない
｢次の月曜日またここに来て？｣
｢えっ、、でもどうやって･･･｣
｢俺が何とかするから｣
最後に軽く唇を重ねるとAを先に帰し自身も元の道を引き返した
Aを取り戻す。
たっうた一つの決心が紫耀を強くする
自然と溢れる笑みを隠せないまま華雫へ帰った
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FMY(プロフ) - Aliceさん更新ありがとうございます!大好きな作品なので、ずっと待ってました(´∀｀*)これからもお時間が、できた時に更新していただけると嬉しいです！ (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
somari_27(プロフ) - 改めて作品読みました。更新待ってます。 (2020年4月22日 0時) (レス) id: 80f214d597 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 廉君のVerから読ませていただいて、紫耀君のお話を読ませて頂きました。もう…途中から胸が苦しくて、涙が止まりません。廉君とりんちゃんが幸せになったから…紫耀君もって思っていたから尚更。山岡が憎いです。この先の2人が読みたいです。更新お待ちしてます。 (2019年11月29日 14時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ao11miyu57(プロフ) - 更新ありがとうございますm(__)m大好きな小説が更新されてて嬉しかったです。また続き楽しみです(*´ω｀*) (2019年11月23日 12時) (レス) id: bd6162dc6c (このIDを非表示/違反報告)
artn6z6(プロフ) - 更新ありがとうございます！すごく好きな作品なので嬉しいです^ ^続きが気になります…！2人が早く幸せになれますように…！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: 121c87af95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2019年1月17日 19時
