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しばらく病院で安静に過ごしたあと退院し華雫へ戻るとすぐに身請けの準備が進められた
本来なら二人一緒にと頼んでいたがもうAは居ない
全てがどうでも良くなってそのまま話を進めてもらうことにした
ここに居ても西園寺優梨に身請けされてもAの居ない世界では何処へ居たって同じこと
身請けが決まってからは客を取る必要も無く毎日やることが無くて時間だけが過ぎていく
せめて身の回りの整理をするよう支配人に言われて棚の整理をしているとあのチョーカーが出てきた
「───っ、、」
置き去りにされた自分の心のようで見ているだけで苦しくて窓を開け放り投げようと上げた腕を振り抜くことは出来なかった
「あのアホ…これどうすんねん、、、」
小さく吐き捨てるように呟くと…
「アホって誰の事言ってんだよ。」
窓の外から聞こえた声に目を見張る
「え…っ、、？」
「傾城の癖にまたサボりかよ、廉。」
とうとう幻聴まで聞こえたかと耳を疑えばケラケラと笑い声が聞こえる
あの声は、、、
確かにAの声
慌てて窓の外を見てみても通りにはAの姿はない
「どこ見てんだよ(笑)」
後ろから声が聞こえて見あげれば瓦屋根の上に座るAが居た
「おまっ、、どっから現れんねん！」
「だって正面から入りたくても未成年は入れて貰えないし」
「誰かに見つかったらどうすんねん！早よ入れ！」
窓から部屋へと入ってきたAは白に水色のストライプが入ったフレアスカートのワンピースに白いニーハイソックスというどこぞのお嬢様スタイルで思わず魅入ってしまう
「何だよ…っ、、」
恥ずかしそうに裾を掴む姿はまるで別人のようで
「Aが女装しとる…」
「失礼な！元から女だ！」
何も変わらない会いたくて会いたくてたまらなかったAが目の前にいる
腕を引っ張り引き寄せると胸の中に閉じ込めるように抱きしめた
「良かった、無事で。もう…会われへんと思った。」
「うん。心配かけてごめんな。あと、、あの時守ってくれてありがとう。」
「ホンマに心配したわ、、、無茶しやがって･･･」
「いや、、なんか廉を助けなきゃって必死で…」
えへへと笑うAをさらに強い力で抱きしめた
「ホンマに良かった、、、」
無事だと聞かされてもこの目で見るまではどうしても安心できなくて
2度と会えないんだからと諦めたふりをしても全然ダメだった
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ななみ(プロフ) - 初めまして。読み始めてすぐに「きたー！」って思うほど引き込まれております！廉君、いわち、紫耀君…みんな綺麗なんだろうなぁ…。先を読むのが楽しみです。 (2019年11月29日 8時) (
レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ひかるさん» 一気読みありがとうございます(≧∇≦)永瀬担さんにキュンキュンして貰えるか心配だったので良かった(^^;)私のお話で再認識してくれるなんて(*/ω＼*)れんれんのあの色気があったから作れた作品だと私も思います(*＾▽＾*)この話にときめいたあなたはやっぱり永瀬担(笑) (2019年1月17日 19時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 今まで読んだ事ないタイプの小説で引き込まれて一気読みしちゃいました!!永瀬担の私はたまに見失いがちな？廉の色気を再認識してキュンキュンしました笑 やっぱり私は廉が好きなんやなって←浮気症か笑 (2018年12月28日 5時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - ありがとうございます！さっそくフォローさせて頂きにいきますね！ (2018年12月22日 23時) (レス) id: d1c8a3d32a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゆらさん» わぁ〜！ありがとうございます(*/▽＼*)ｷｬｯTwitterは→@Alice15479955です！占ツクでのお話の予告や番外編も公開してますのでよろしくお願いしますd(≧▽≦*) (2018年12月22日 22時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年10月19日 14時
