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その女は確かに見た目も派手さはなくむしろ廉の言う通り大人しい方であった
だけど会食もほどほどに直ぐに閨へ行きたいと言い2回目なのに随分変わった人だと思った
傾城の廉は決して安くはない
一般の会社員では私財を投げ打たなければ一夜を共にすることもままならない金額を払い登廊っているのに早く終わらせようとするようなお客さんはまず居ない
とは言え、最初からそれが目的なのかもしれないので早々に下膳をし閨へ移ろうとAに目で合図を送る
スっと襖へ移動し開けると膝を着き頭を下げて見送った
部屋へ入ったのを見計らって襖が閉められ廉がそのお客へと視線を移した瞬間
部屋の隅に大きな布の塊を見つけた
「え…？なんやアレ…」
廉が独り言のように呟くや否やその塊が動きバサッと自ら布を剥ぐと見た事も無い男が現れた
「お前、誰やねん!!」
と思わず叫び
“しまった“と心の中で思った時にはもう遅かった
「廉！？どうした！？」
「A!!来んな!!!!」
廉の声を聞きAが襖を開けるのと同時に叫んだが間に合わなかった
男からAへ気が移った一瞬を見逃さず掴みかかって来た男に布団へと倒され
「廉、、、っ、、！」
Aはお客として来ていた女に首に後ろから刃物を突きつけられていた
「なんやねん、、、お前ら誰や？」
「ある人から頼まれてな…目的はお嬢ちゃんだけだけど一緒の男も好きにしていいって言われてんだよ。」
馬乗りになられ男の膝でしっかりと両腕を抑えられて起き上がることも出来ない
「大声は出すなよ。すぐにあのお嬢ちゃんの首が飛ぶぞ？(笑)」
ニヤニヤと笑う男の瞳は常軌を逸している
思わず背筋がゾッとしてこの男が普通じゃないと本能が警告した
「俺はいいからAは傷つけんな。」
この男は確かにお嬢ちゃんと言った
少なくともAの正体を知ってるという事だ
「廉っ、、!!」
廉の方へ行こうと踏み出すと冷たいナイフが首筋に当たる感触にそれ以上動けなくなる
「ええからお前は動くな！」
「カッコイイねぇ〜、、、こうゆう男前が泣きながらボロボロに苦しむ様が俺は大好き何だよ」
ベロりと頬を舐められ男がただ廉の命を狙っているわけじゃないと悟る
「下衆が、、、」
下から睨みつけて吐き捨てると
「うるさい！強がってられるのも今のうちだぞ!!」
グッと廉の首へ男の手が回されて軽く絞められる
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ななみ(プロフ) - 初めまして。読み始めてすぐに「きたー！」って思うほど引き込まれております！廉君、いわち、紫耀君…みんな綺麗なんだろうなぁ…。先を読むのが楽しみです。 (2019年11月29日 8時) (
レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ひかるさん» 一気読みありがとうございます(≧∇≦)永瀬担さんにキュンキュンして貰えるか心配だったので良かった(^^;)私のお話で再認識してくれるなんて(*/ω＼*)れんれんのあの色気があったから作れた作品だと私も思います(*＾▽＾*)この話にときめいたあなたはやっぱり永瀬担(笑) (2019年1月17日 19時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 今まで読んだ事ないタイプの小説で引き込まれて一気読みしちゃいました!!永瀬担の私はたまに見失いがちな？廉の色気を再認識してキュンキュンしました笑 やっぱり私は廉が好きなんやなって←浮気症か笑 (2018年12月28日 5時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - ありがとうございます！さっそくフォローさせて頂きにいきますね！ (2018年12月22日 23時) (レス) id: d1c8a3d32a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゆらさん» わぁ〜！ありがとうございます(*/▽＼*)ｷｬｯTwitterは→@Alice15479955です！占ツクでのお話の予告や番外編も公開してますのでよろしくお願いしますd(≧▽≦*) (2018年12月22日 22時) (レス) id: 6abfb3b6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年10月19日 14時
