始末屋と女の子***∞ 2

君がきらきら ページ28

『ほら、遊んでんと早よ食べ。』




『あ、ジャッキー出来たの?』




料理のにおいだけを感じてすうっと息を吸い込んだアリス。

あ、あいつ見えへんから食えんやんか。




『アリス、お前こっち。』




『え?…わ。』




俺が座ってたソファーに連れてきて、

アリスの分のパスタとスープを引き寄せる。




『ほら、食わせたるから口開けろ。』




『あ、そっか…あー…。』




小さく開けられた唇に、

フォークに少しだけ巻いたパスタを入れる。




『ん…。エース、ありがと。』




『端んとこ付いてんで。…ほら。』




唇の端を拭えば、

もっとちょうだい、て言うから

少し多めにパスタを巻いて無理に押し込む。

あ、多すぎたかも。




『んー…!』




口いっぱいにパスタ入れて首を振ってる。

眉間にしわ寄せて、俺の膝を叩くから




『そんぐらい食えるやろ…?』




アリスの後頭部を優しく撫でてから

もらうな、て言ってそのまま引き寄せた。




口内のパスタもらいつつ、舌を軽く吸う。




『んっ…!、っ…!』





騒いでるジョニーも

呆れたようなジャッキーも

目に入らない。





久しぶりのキスを堪能してたら

アリスが拳を握りしめてるから手で包んでほどく。

愛されることに恐怖を抱いてほしくないねん。




『こら、飯食うときぐらい興奮せんで食え!』




マックに頭をはたかれたけど、

アリスはいたずらっぽく笑ってたからええかな。

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