45 ページ46
黄色のチェックのエプロンを渡してくれた先生は
ふわっと微笑んでからソファに向かって歩き出す
残ったコーヒーをくいっとのんでからキッチンにマグカップをさげにきて
私が食材を用意する横でマグカップを洗う
A「私が洗うのに…」
和「いいの、美味しい御飯作ってくれるんでしょ？このくらいやらせてよ」
"俺ん家なんだしさ"って笑う先生
びっくりするほどにあう黒縁のメガネ
ラフな格好が二宮先生の家にいることを実感させる
マグカップを洗い終わった先生はソファに座ってゲームをはじめる
たのしそうな顔と時折先生が出す声をききながら
先生が好きなハンバーグを作り始める
付け合わせの軽めなサラダを作って
タネを作って形整えて
なんてしてたら時間なんてすぐに過ぎちゃって
A「先生〜、もうできますよ〜」
って付け合わせのソースをつくりながら呼びかけると
ぴょこんと反応して
とたとたと音がしそうな小走りをして私のもとにくる先生
和「…っうっまそ〜…」
呟く様に声を出す先生は2人分のお皿やお箸を綺麗にテーブルに並べてくれる
A「お待たせしました〜」
机で私をまつ先生と向かいあった席に私
2人あわせていただきますって言ってから
先生は出来たてのハンバーグを口に運んで
和「うっんまあ…」
って子供みたいに笑って噛み締めた声をだす
A「お口にあいましたか？」
って少し安心してから問うと
和「最高にうまいよ、毎日でも食べたいくらいうまい」
幸せそうに笑って
私も嬉しくて
なんでもない話をしながら御飯を食べて
食器洗いする私に
和「お風呂沸かしたけど先に入る？」
ってお酒をのんで少し赤い顔の先生が小首をかしげる
A「お皿洗いちゃいたいですし、私はあとで…大丈夫です、二宮先生お先にどうぞ」
そう？じゃあお先に…ってすこしとろんとした目の先生が洗面台に向かう
ぺたぺた歩く細い足ドアが閉まる音
おもいだしてしまうのは夕方の
"夜になったら覚悟しとくよーに…"
って囁いた先生の甘い声
低く響いた先生の声が再び耳をまとって熱を放つ
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛璃鈴 - はるさん» コメントありがとうございます、リンク先は未成年の方は閲覧できないよう、規制がかかっております、年齢設定などをしている場合はみられないと思われます、自粛されるか、みられる場合は自己責任でお願いします (2017年9月21日 21時) (
レス) id: 873c0a27d2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - お知らせ(必読)URLの続きが見れないんですが、どうしたら見れますか？ (2017年9月18日 15時) (レス) id: 690be4c96b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー(プロフ) - 頑張ってください！ (2015年10月20日 1時) (レス) id: 20acbbf5dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛璃鈴 | 作成日時：2014年8月1日 7時
