【歌い手】恋愛げーむ。【男主】

4話。 ページ6

まふまふside


まふ「ななせさん…。すごい…。」


綺麗な歌声だった。

媚びを売るような甘い作った声では無く、純粋に恋心を詰め込んで、そのままに歌ったみたいだ。

聴いてるだけで今日の事を思い出して、こっちも甘酸っぱい気持ちが伝わってくる。


まだまだ駆け出しで知名度は低いけど、歌唱力はかなり高い。

有名歌い手の原石だよ、きっと。

近いうちに同じ場所に立っている様な気がする。


がんばってもらいたいな、と思い、裏垢でフォローやチャンネル登録、コメントをしておく。


まふ「これが届いてくれるといいなぁ…。」





Aside


A「うわっ、すごい！！見てみてお母さん、お父さん！！」

父「動画のコメント…？『この曲を聴いて恋の甘酸っぱさがリアルに感じられました！とっても素敵です！これからも頑張って下さい！！』
…ほぉすごいな、流石Aだ！」


母「あら、じゃあ今度お祝いに焼き肉行きましょうね！」

A「うん！楽しみ！！」


それからうきうきした気分のまま風呂に入った。


A「んふふ、明日の大学も楽しみだな〜！気分良いから何でもやっちゃおっと！！」


あ、そうだ。

明日は午前しか無いし、歌ってみた録ろうかな。

曲はどうしよう？
メルト？メランコリック？


そうだ！

こーゆー時こそTwitt◯rじゃん！！


Twitt◯rを開き、「歌う曲のリクエスト募集してます！」とツイートする。

あれ、フォロワー150人越えてる！


何だか嬉しくなりすぎて、にっこりしたままベッドに潜った。

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