2話。 ページ4
Aside
唐突だが僕は女装をしている。
何でかって言われると、少し複雑な両親に関係がある。
両親は女の子が欲しかったらしく、僕を女の子の様に扱って育ててきたのだ。
だから僕が男だって知ったのも小学校だった。
「何で僕は男の子なのに女の子の服着なきゃいけないの?」
そう聞くと両親は「黙っていなさい」とでも言うような顔をして睨み付けてきた。
まあそれがあって、一人称を『私』にしたり、声を女の子らしい声にしたりすると喜んでくれたし、「あのワンピ買いたいからお金頂戴」なんて言えば、喜んでお金を出してくれるようになった。
その代償かは知らないけど、声変わりが来なくて、男性の声が出ないんだけどね。
そして僕は変な趣味も持ってしまった。
適当な男と付き合って、いざ『ナカヨシ』する時、「残念、僕は男でした〜」ってエクスカリバーを見せて絶望させる、なんていうヤツをね。
あはは、相手もビックリだろうねぇ。
そして今日、ショッピングモールに行った時、またターゲットにしたい人を見つけた。
確か…身長が高くて、だるーっとしたファッションで、派手な銀髪だったな。
うぶな感じかたまんないね。
また会えるといいな〜銀髪サン。
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恋花レンカ - 面白いストーリーですね!更新されたらまた来ます! (2019年12月31日 20時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
sky* - 男だとばれたら、どうなるんだろ(笑) (2019年4月3日 0時) (レス) id: 6999f90ab0 (このIDを非表示/違反報告)
響音リリア - 面白いです!今まで見た事の無い設定なので、この先が楽しみです!頑張ってください! (2018年11月21日 16時) (レス) id: 4861b7501c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎紅茶 | 作成日時:2018年11月12日 23時