27話。 ページ34
結局私は天月くんのベッドに追いやられました。
もういいや、ここで贅沢に寝てやろうと思い、ぼふんとベッドにダイブした。
ってか天月くん、良い匂いなんですけど。
匂いで緊張して寝れないんですけど。
…なんて言っててもすぐに寝ちゃいました。
だってもう4時30分だもん。
話の進行が急ですが、もう朝です。(メタい)
目が覚めるとそこにはドアを開けたまま硬直している天月くんが。
A「ふわ…どうしたんですか?天月くん…。」
天月「あ…うあ…。その…、何でもないです。」
A「…?なら良いんだけど。」
でもさ、ドアを開ける反対の手にスマホ、しかもカメラが起動してあることを私は見逃さなかったぞ!
寝顔撮って拡散するんじゃないのか。
A「何をしてたか正直に白状して下さい。」
天月「えっ、あの、Aちゃんのお兄さんに写真撮って送ってたの。安否確認。」
A「ふふん、嘘ですね?昨日あんなに親身になって相談に乗ってくれた人がそんなことするわけ無いじゃないですか…」
天月くんは気まずそうに目線を少し下げた。
天月「まふくんに頼まれて…」
A「もう、送っちゃったんですか?」
天月「…まだです。」
A「今すぐその写真を屠って下さい。」
天月くんのスマホを取り上げる。
天月「ああっ僕のスマホ!!」
完全にデータを削除…っと。
そしてぽいっとスマホを返す。
A「人の寝顔に何のメリットがあるんですか。ほら、天月くん。もう朝ごはん食べたいです。」
天月「あ、本当に消えてる…はーい、作りまーす。」
そして数分後。
とても美味しそうなトーストと、ハムエッグ、それにレタスのサラダが出てきました。
A「豪華…。」
天月「えっ、結構質素じゃない?」
それを口に入れると、さらに美味だったりする。
料理できる家庭的男子ね…。
モテそうだね、すっごく。
天月「そういえばさっきお兄さんに連絡してみたんだけど、これから家出るらしいよ」
A「そうなんですか!ありがとうございます!!」
そんなこんなで朝食を食べ終わり、家に帰ることにした。
A「昨日は真夜中に失礼しました…。」
天月「いいよ、気にしないで!これからまたこーゆー事あったら頼ってくれて良いからね!」
A「ありがとうございます…!」
早速家に帰って作曲だ。
昨日見た景色をまだ覚えてる内に作らないと!
そして新作が出来たら天月くんに歌ってもらおう。
そう決めた。
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ミミ - 文才ありすぎませんか? 好きです (2021年1月24日 20時) (レス) id: 5412205f13 (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - このような、素晴らしい作品を作れるなんてとても凄いです。続き、楽しみにしています。 (2020年1月13日 16時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き(プロフ) - すみません…私事なのですが、苗字と、名前が被ってしまってとても読みにくいため変えてもらうことは出来ませんでしょうか? (2019年4月2日 22時) (レス) id: 9a6c0bea28 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 夢主ちゃんは、パラジクロロベンゼンとか飴と鎖みたいな感じの曲を作るのかな? (2018年10月19日 22時) (レス) id: f0adf48f80 (このIDを非表示/違反報告)
林檎紅茶(プロフ) - 眠い(ーー)さん» コメントありがとうございます!星を押すほどの作品ではございませんよw楽しんでいただけて何よりです! (2018年9月24日 1時) (レス) id: 26bfe0290c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎紅茶 | 作成日時:2018年7月3日 5時