2話。 ページ4
前回のおさらい☆
まふまふさんから、実際に会って話そうという連絡が来た。
なんかめっちゃ喜んでるから断るのもアレだなぁ…。
そうだ。もう高校生なんだし、取り合えず外出してみよう。
会っちゃえ、会っちゃえ!!
『全然嫌じゃないですよ!でも、私の顔とか見て絶望しないで下さいね?
何時にどこ集合にしましょうか?』
DMを送っておいた。
取り合えず着て行く服を探すことにした。
…と言っても何着もないが。
たった数着の中から、何となく良さそうな、黒いノースリーブのパーカーを見つけた。
コイツにしよう。
久しぶりにお洒落(?)なんかして鏡の前に立つ。
背、伸びたし、雰囲気も少しは大人っぽくなったかな…?
でもどこか違和感を感じた。
あ。そうか。
髪の毛、銀髪だし、切ってないからめっちゃ長いんだよね…。
目立つかな…?
私の髪の毛は元々は紺っぽい色だった。
だが、親が死んだショックから変色し、こんな色になってしまったのだ。
取り合えず前髪だけは切ってみたが、ただでさえ目立つ銀髪が、ふくらはぎまでゆらゆらと伸びているのだ。
目立つし変に思われるに決まっている。
どうしよう…と悩んでたどり着いた結果は帽子でした。
髪の毛を三つ編みにしたり、お団子みたいにぐるぐる巻いたりして、帽子の中に押し込む。
ちょっとなら出てても良いかな、東京って派手な人いるしね。
15分格闘し、やっとできた。
パッと見は、ポニーテールをした派手な女の子だ。
大丈夫だな。きっと。
そんなとき、ガヤガヤと声がした。
兄の友達だ。
私の部屋は防音な為、外に聞こえることはないが、たまにすごく静かにしていると下の階の兄達の音が聞こえて来るのだ。
どんな声とまでは分からないが、話していることは分かった。
これじゃあ靴の確認に行けないじゃん。
まぁ、兄のを借りようと思っていたけど。
ピロン。
まふまふさんから返信が来た。
『会ってくれるんですか!嬉しいです!…えへへ。
9時に○○駅の前のカフェで会えませんかね?待ってます!』
…カフェ!?
昔1回だけ行ったことあるけど忘れちゃった…。
そのカフェのサイトを見てみると、とてつもなくセンスがお洒落。
流石まふまふさんだなぁと思った。
『カフェでの注文の仕方』なんて調べている高校生(仮)なんかどこにもいないであろう。
でも、恥をかかない為にも予習しておかなきゃ!!
結局その日は予習をして、珍しくアラームを設定し、珍しく早く寝た。
788人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミ - 文才ありすぎませんか? 好きです (2021年1月24日 20時) (レス) id: 5412205f13 (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - このような、素晴らしい作品を作れるなんてとても凄いです。続き、楽しみにしています。 (2020年1月13日 16時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き(プロフ) - すみません…私事なのですが、苗字と、名前が被ってしまってとても読みにくいため変えてもらうことは出来ませんでしょうか? (2019年4月2日 22時) (レス) id: 9a6c0bea28 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 夢主ちゃんは、パラジクロロベンゼンとか飴と鎖みたいな感じの曲を作るのかな? (2018年10月19日 22時) (レス) id: f0adf48f80 (このIDを非表示/違反報告)
林檎紅茶(プロフ) - 眠い(ーー)さん» コメントありがとうございます!星を押すほどの作品ではございませんよw楽しんでいただけて何よりです! (2018年9月24日 1時) (レス) id: 26bfe0290c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:林檎紅茶 | 作成日時:2018年7月3日 5時