【歌い手】引きこもり系ボカロPはある決断をするそうです。

16話。 ページ21

カフェを出て、電車に乗り、みなとみらいへ。
それからよく分からない方に向かって歩く。

A「うらたさん、いつまで歩くんですか…？」

うらた「ごめんね、もうちょっとだけ。」


5分位歩いて、とある所に着いた。


A「あの大きい船…この景色…。
これがあの山下公園！？」

うらた「テンション高いねw」

A「だって有名なお散歩スポットじゃないですか！アニメとかで見たことある！お洒落！！すごい！！」


うらたさんは口元を手で隠しながら笑った。
リスナーさん絶対惚れるな。


そして大人な雰囲気の公園を少し探索することにした。

港町ならではの心地良い潮風を感じながら、公園内をお散歩する。


向こうに見えるのはあの有名な観覧車。
なんだっけ、コスモクロック？？

今度乗ってみたいな〜。

あ、マリンタワーにも行ってみたい。

A「うらたさん、今日って何時までここに居て良いんですか？！」

うらた「俺は明日も暇だから、ひまりPがOKな時間までかな。」

A「よし、夜まで遊び尽くすぞ！！」


そこら辺をブラブラしてたらもうお昼になっていた。


A「ちょっとお腹減りませんか？お昼、どうします？」

うらた「実はサンドイッチ作ってきたんだよね…。良ければここのベンチで食べない？」


うわ、手作りサンドイッチ…。
女子力MAXだ…。

手渡されたサンドイッチを見つめ、そんな事を考える。

うらた「食べてみて？」


はむっとふわふわのパンに食らいつく。

具材は、ハムとレタスとマヨネーズ風のドレッシングかな？

とてつもなく美味しい。
うらたさんはきっと良い主夫になれるね。


うらた「喜んで貰えたみたいで良かったよ！」

と、うらたさんは満面の笑み。
何だかこっちも嬉しいな。


うらた「そういえばさ、本名って何て言うの？あ、あと俺より年下…だよね？」

A「本名は日鞠Aです。名字から取って『陽だまりP』なんですよ、でも今だと略されちゃって名字そのまんまですねw
あ、ちなみに年下で一応高校生やってますよ。」

うらた「高校生…。意外に大人っぽく見えるからびっくりした。」

A「老けてるってことですか？w」


時刻はもう午後2時。
ベンチでかなり話し込んでいたみたいだ。


うらた「日が落ちたらあの観覧車乗らない？歩いて20分位だから疲れるかもしれないけど、行きたいなら行こう？」

来ました、ツンデレなお誘い！！
勿論断りませんよ！
楽しみです！！

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