何度でも言おう、「愛してる」２ (ページ2)

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◇疑いページ2

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TH「あ、そうだ。A、前に言ってた写真持ってきたよ。」

そう言ってヒョンは持ってた鞄をゴソゴソしだす。

『わ、本当にプリントしてくださったんですか？』

TH「何、嘘だと思ってたの？(笑) ほら、これ。」

ヒョンは大きめの封筒を彼女に手渡した。

テヒョンイヒョンにしては珍しく縦長の鞄持ち歩いてるなと思ってたけど…なるほどね。写真が入ってたんだね。

『…わぁ。私が好きな写真、大きめにプリントしてくださったんですね！
…他にもこの前見せてもらっていない写真も沢山！どれも素敵です。テヒョンさんありがとうございます！』

キラキラした目でヒョンにお礼を言う彼女。
それを見たヒョンも満足気に目を細めて笑う。

…何だかなぁ。ヒョン、本当にそんなに簡単に信じて大丈夫？しかも一般人だよ？
本当に俺達のこと知らなかったの？知らない振りしてヒョンを騙してるだけじゃないの？

なんてやっぱりどこか信じられなくて。
ヒョンは心の綺麗な人だから。そんな純粋なヒョンが傷つけられるのは許せないんだよ。

『…んー。テヒョンさん、この中で公開していない写真ってありますか？』

TH「え？んー。」

JK「…ヒョン！」

ほら。ヒョンの未公開写真って晒したりしちゃうんだよ、きっと。

と思ったんだけど。

『あ、何かしようとかじゃなくて。どの写真も素敵なのでテヒョンさんの写真って分からない未公開のものを…もしよろしければ1枚お店に飾りたくて。勿論無理は言いません。』

心の声が漏れてたのかと思った。
それでも。

JK「…ヒョン。」

TH「大丈夫だよ、ジョングガ。」

真っ直ぐ俺の目を見るヒョンの目は、いつもと変わらず優しいのに
その奥に “それ以上何も言うな” ってほんの少しの色が見えた。

TH「えっと、この辺の写真はどこにも公開してないよ。俺の写真って言わなければ分からないよ。」

『…じゃあ、これ。この写真ここに飾っても良いですか？』

彼女はキッチンにある窓際のスペースを示す。

TH「いいよ。俺の写真っていうのは秘密ね。」

『勿論です。』

その後もヒョンと彼女はたわいない話をしていたけれど、俺はその間話さなかった。

彼女も話しにくかったんだろう、写真の話以降俺に話しかけてこなかった。

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