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「ロボロ！ダメです！逃げましょう、私たちと一緒に」
rb「いけませんよ、王女様。俺が逃げたら誰がここを守るんです？」
足音が近づいてくる。一人、二人…。そんなもんじゃない。
rb「A様、あなたの進むべき道を守り、そして果てることに喜びを覚えます」
ロボロは跪き、Aの手を取った。
rb「どうか、希望を捨てませんよう。大先生、エミさん。光を守れよ、絶対に！」
「ロボロ！」
勢いよく閉まった扉。そして、本棚を引きずる音。力の抜けたAの腕を引き、エミさんが手持ちのライターで行く手を照らす。
eml「しっ、待って…待って…」
階段を下りたところで、エーミールの長いてがAと俺を引き止める。耳を澄ませば、野郎共の声。
「…めて！、しなさい！」
「お母さま…？」
その中で聞こえるのは、凛とした女の声。
「おかあ、っ！」
女王様の声だ。彼女を強く胸に抱きしめ、何も見えないように視界を遮った。右耳、左耳を右手で抱えるようにして塞ぎ、口は腕でロックする。お願いやから暴れんといて。暴れたいのは俺らも一緒やから。これから起こることをこの子が知れば、一生のトラウマになるだろう。ビリビリと服が引き裂かれる音。悲鳴、男たちのクソみたいな笑い声。そこで何が行われているのか、俺もエーミールも分かっていた。最低な野郎だ。革命などと謳いながら、やることは投獄されている犯罪者と変わらない。
eml「…大先生…無理や、もう…俺はどうしたらいい？」
ut「どうしたらいいって…」
eml「女王様を助けた方がいいのか、それとも彼女を同盟国まで逃がした方がいいのか…どうしたらいい…？」
笑っているのか、泣いているのか分からない顔をしてこちらを見るエーミール。
eml「教えてくれ、大先生。こんなこと、どの書物にも、小説にも書いてなかった。ずっと敬愛していた女性がクズにやられ、悲鳴を上げてる時にどうすればいいかなんて」
ぎゅっと拳を握ったエーミールは、「分からんことばかりやな…」と寂しそうに笑う。
ut「しっかりしろ、エーミール。ここで取り乱せばA様も不安になるやろ」
eml「…せやな…」
彼の様子が変わった。持っていたライターを消し、こちらに向き直る。
eml「…A様、聞いてください」
まだ暴れようとしていたAだったが、エーミールの声に耳を傾けるためか少しだけ大人しくなった。力を緩めれば、一切の抵抗は示さない。
「エーミール…待ってちょうだい…嫌よ、絶対に…」
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Alex(プロフ) - おうおさん» パスワードを教えてほしいということですか？それでしたらパスワードは教えられません。 (2021年8月24日 8時) (
レス) id: 5343f7f9cb (このIDを非表示/違反報告)
おうお - 続編見たいんですけど…パスワードが…… (2021年8月23日 22時) (レス) id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - え…もう無理泣く。 (2020年2月17日 1時) (レス) id: 8ed07cb4d9 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - 里奈さん» 愛してくれてありがとー！続編もぜひご覧くださいませ！ (2019年6月3日 9時) (レス) id: 9980b2e5cf (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - めっちゃしゅきです(更に便乗)作者さんも我々だも、しゅき。愛してりゅ〜！ 失礼しました(土下座) (2019年5月29日 22時) (レス) id: a47ab054ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2019年5月12日 22時
