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gr「上空の対策はどうする？」
「一応ヘリを飛ばす予定」
gr「ドローン対策は？」
「…ドローン？」
一瞬ピンと来なかったが、そういえば最近うちの軍でも取り扱うようになった小さなラジコン飛行機のようなものを思い出した。
「考えてなかった…」
gr「だと思って一応手配しといた」
紙を見るように促す。そこには、ドローンを狩る鷲のことが書いてあった。
「鷲がドローンを狩るの？…頭いい…」
gr「ドローンとはいえ、爆弾でも落とされたら迷惑やろ？一応妨害は張っておくようロボロにも頼んだが、いざという時は鷲を使う」
「ありがとう。…気づかなかった…」
gr「温室育ちのお嬢様には分からんことが沢山ありますね」
厭味ったらしく言うもんだ。
「ええ、そうね。ご教示いただきありがとう、グルッペン。ところでコーヒーは飲み終わった？」
gr「あと半分ってとこか」
カラカラと氷を鳴らしてコップを振る。
gr「一つ質問が」
「いいけど、公務に関わることだけ。私のプライベートについてなら、」
gr「お見合いはその後順調なん？」
「…プライベートについてなら、質問は受け付けないって言おうとしたんだけど」
むっとした口調でそう言えば、「ああ、それは悪い。聞く前に聞いたんやから、無効やろ？」と悪い顔で笑った。
「別に…普通よ。可もなく不可も無く。エーミール以来、誰とも会ってない」
gr「順調ということか。それは何より」
どこが順調なのよ。グルッペンは執務机に置いてあった資料を少しだけよかし、そこに腰をかけた。彼の靴底がしっかりと床について、少し膝を折る余裕がある程彼の脚は長いようだ。
「ちょっと」
gr「何か？」
「人の机に腰かけないで」
gr「それは申し訳ない。…大臣の机が綺麗だったもんで、つい腰をかけてしまいました」
見えてはいけない資料だけ裏返しにすれば、「別に見んわ、そんなん」とぽつり。
gr「…これは？」
彼の興味は机の上の資料から、ある写真へと移った。
「あ、ちょっと！」
gr「んー？なんやこれー？」
すっとペン立ての後ろから取った写真立て。返してと手を伸ばしたが、身長の高いグルッペンが高く手を上げてしまえば私では届かない。
「返してってば！」
手を伸ばして取ろうとするが、彼の右手が邪魔をする。
gr「まあ、待て待て」
その写真がなんなのか理解できたらしい彼は、手を高く上げたままにっとニヒルな笑いをした。
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Alex(プロフ) - honaさん» 更新遅れて本当にすみませんでした…！設定は細かく作っておりまして、そのメモ帳をお見せしたいくらいです…！また更新していきますので、しばらくお待ちくださいませ！ (2019年5月12日 22時) (
レス) id: 6059f767f4 (このIDを非表示/違反報告)
hona(プロフ) - この作品も続きをずっと楽しみにしていたので、更新とても嬉しいです！！お疲れ様です！Alexさんの作品はどれも世界観やそれぞれの設定が細かく丁寧に考えられているのでとても好きです！これからも応援しています！長文失礼いたしました！ (2019年5月12日 18時) (レス) id: 48a2501d4d (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 貴方の書く作品が好きです。構成もよく出来ていると思います、次の更新楽しみにしていますね。 (2018年7月29日 5時) (レス) id: d41689c471 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 作者様の作る話の構成がとても好きで何度も読みなおしています。また、続きが更新するのを楽しみにしています。今更のコメントをお許しください。応援してます。 (2018年3月30日 12時) (レス) id: 6c04e61fd9 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - リサさん» 続き更新します！もう少しだけお待ちください…。ちょっとだけ構成を練っておりまして、いまストップしておりました。少々お待ちくださいませ！ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 89bb6061f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年1月11日 22時
