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eml「…ストーカー風情が」
グルッペンさんに聞こえるように言う。
gr「ああ、ストーカーで結構」
eml「彼女はあなたを認識してませんよ？級友だということを」
gr「構わない。それがなんだ？」
こちらを振り返ったグルッペンさん。彼の目は楽しそうに細められていた。
gr「振られた腹いせを俺で解消するのはやめろ」
eml「な、なんで、」
自身の耳をとんとんと叩く。
gr「丸聞こえだ」
eml「っ！」
耳についていたインカムをすぐに外した。
gr「それでは級友でもあるエーミールに、一つ教えてやろう」
彼もインカムを取る。
gr「マスコミは彼女の粗を探すのに必死だ。そしてただ一つ、粗を見つけた」
そう言って俺を指さす。
gr「お前や、エーミール」
彼の目はもう笑ってなどいない。
gr「軍事パレードの後、お前と手を取ってAがダンスを踊ったらメディアはどう報道する？なあ、そこまで考えて誘っとんのか？」
eml「それは…」
いっそのこと、またすっぱ抜いてくれたらいいのに。結婚秒読みとか、そういう見出しと共に翌日の朝報道してくれればいいんだ。
eml「堂々とキスができていいですね」
今度はこちらが踵を返す番だ。彼を一瞥し、思いっきり振り返って一歩足を踏み出した。
eml「っ、」
背中には壁、目の前にはグルッペンさん。一体何故こうなったのか、すぐに理解することはできなかった。ここからは自分の予想になるが、恐らく彼は俺の肩を掴み、壁に押し付けたんだろう。じゃなきゃこうはならない。
gr「一つ忠告しておくゾ、エーミール。次にあいつに何かしたらタダじゃおかんからな」
いつも出しているあの声より、更に低い声が出るのかと恐ろしくなった。肩から手を離し、彼はゆっくりと離れていく。
eml「…あなたは彼女のなんなんですか…」
ただの級友じゃないか。自分は彼女と踊ったし、なんならキスだってした。家同士の付き合いもある。そういう意味合いも込めて言ったつもりだが、その答えを聞いてますます分からなくなった。
gr「俺はAの旦那やぞ？」
eml「…はい？なんですって…？」
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Alex(プロフ) - honaさん» 更新遅れて本当にすみませんでした…！設定は細かく作っておりまして、そのメモ帳をお見せしたいくらいです…！また更新していきますので、しばらくお待ちくださいませ！ (2019年5月12日 22時) (
レス) id: 6059f767f4 (このIDを非表示/違反報告)
hona(プロフ) - この作品も続きをずっと楽しみにしていたので、更新とても嬉しいです！！お疲れ様です！Alexさんの作品はどれも世界観やそれぞれの設定が細かく丁寧に考えられているのでとても好きです！これからも応援しています！長文失礼いたしました！ (2019年5月12日 18時) (レス) id: 48a2501d4d (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 貴方の書く作品が好きです。構成もよく出来ていると思います、次の更新楽しみにしていますね。 (2018年7月29日 5時) (レス) id: d41689c471 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 作者様の作る話の構成がとても好きで何度も読みなおしています。また、続きが更新するのを楽しみにしています。今更のコメントをお許しください。応援してます。 (2018年3月30日 12時) (レス) id: 6c04e61fd9 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - リサさん» 続き更新します！もう少しだけお待ちください…。ちょっとだけ構成を練っておりまして、いまストップしておりました。少々お待ちくださいませ！ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 89bb6061f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2018年1月11日 22時
